前任ウナイ・エメリ監督の指揮の下では、出場機会が限られていたエジル。エメリはエジルのインテンシティの低さに不満を示すなど、2人の仲は冷え切っていた。
不遇のエジルも、ここ数試合で復活の兆しを見せている。アルテタ新監督の下では出場を増やし、かつてのパフォーマンスが戻ってきた。
以前から鋭い縦パスなどには定評があったが、最近ではその献身性にも注目が集まっている。マンチェスター・ユナイテッド戦では、チーム最長の走行距離を記録。運動力が低い選手のイメージを払拭するような活躍ぶりが見られている。
第23節 アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド
1月18日に行われた、第23節 アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド。エジルはこの日も好調な動きで、チームの攻撃を活性化させていた。エジルの何気ない動きで攻撃のスイッチが入った。
前半44分の1点目も、エジルの気の利いた動きのおかげ。エジルの縦パスによって、チームが連動して攻撃に動き出した。
エジルは縦パスした後、すぐに前線へスプリントしておとりの動きをみせる。その動きに釣られたディフェンスはポジショニングを中央に変更する。その外の空いたスペースに左サイドのサカが走り込み、センタリングを供給。
センタリングは相手サイドバックにややディフレクトされるも、ディフェンスとキーパーの間に流れ、それをFWマルティネリが落ち着いて決めた。マルティネリとしてはプレミアリーグ2点目。
エジルは試合を通して、スペースを見つけスプリントを繰り返していた。このような献身的なスプリントが増えたのは、アルテタ体制になってから。エジルの戦う姿勢によって、アーセナルの攻撃は上向いてきている。
Mesut Ozil covered the most distance of any Arsenal player against Man United.
✅ Most he’s run in a match in 2 years
✅ Ozil won possession back 10 times, more than any other Arsenal player.
Great display from him 💪 pic.twitter.com/hb0d9TuYqH
— talkSPORT (@talkSPORT) January 1, 2020
コメントを残す