アンドレス・イニエスタ〜かつて世界No.1と評された司令塔〜

世界No1の中盤イニエスタのプレースタイル

現在日本のJリーグ、ヴィッセル神戸に所属しているイニエスタ選手。ヴィッセル神戸に加入する前、2002年から2018年にかけてバルセロナでプレーしていました。バルセロナ時代ではカンテラにいた時から周りとは違う別格の選手で、トップチームでも数多くのタイトル獲得に貢献。

世界No.1MFとまで評され、バルセロナの司令塔として何年もの間美しいプレーで、ファンを魅了しました。

今回はイニエスタ選手のこれまでのサッカー人生や実績、プレースタイルについてご紹介していきます。

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アンドレス・イニエスタのこれまでのサッカー人生

イニエスタ選手は8歳の頃からサッカー人生をスタートさせました。12歳の頃にはその才能はすでに突出しており、全国大会では圧巻のドリブル技術と視野の広さを披露。この大会で様々なビッグクラブから注目かれましたが、バルセロナの下部組織寮(ラ・マシア)を見学し好印象をもったことがきっかけで、バルセロナへ入団くることを決めました。

バルセロナ時代

©Photo:www.shutterstock.com[ph.FAB]

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バルセロナに入団した当時は、守備的MFでプレーすることが多かったです。しかしイニエスタ選手の卓越した技術・視野の広さ・ボディバランスの良さが評価され、攻撃的MFに転向します。

カンテラにいた頃のイニエスタを見た当時のバルセロナ司令塔グアルディオラ選手(現マンチェスター・シティ監督)は、「今まで見た中で最高の選手」と評しました。その頃若手の有望株としてチームの中心になりつつあったシャビ選手(アル・サッド監督)に対して、グアルディオラ選手が「じきにお前は俺を引退に追い込むだろうが、あの坊や(イニエスタ)が俺たちふたりを引退に追い込むかもしれないぞ」と伝えたことは、バルセロナファンの間ではとても有名です。

2002年10月にトップチームデビューを飾ります。デビュー後はすぐチームの主力選手として活躍し、多くのメディアから高い評価を受けました。

2003-04シーズンでは当時の10番ロナウジーニョ選手の控えとして、途中出場が多かったですが、シャビ選手が怪我をしてしまったことがきっかけでスタメンで試合に出るようになると、このシーズンで一気にその才能を開花させました。リーガエスパニョーラとチャンピオンズリーグの2冠に大きく貢献。

©Photo:www.shutterstock.com[Nicolo Campo]

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グアルディオラ監督がバルセロナの監督を務めたシーズン、カンテラ出身のメッシ選手・シャビ選手・ブスケツ選手らとともにバルセロナの黄金期を築きます。

ティキタカと呼ばれるパスを回し続けるサッカーは、この時代のサッカーを作り上げたと言っていいほど、衝撃的なインパクトを与えました。

©Photo:www.shutterstock.com[Cosmin Iftode]

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その後も数々のタイトル獲得に大きく貢献。バロンドールこそ獲得することはなかったものの、それに値する活躍を毎シーズン披露していました。

バルセロナを退団する際には、多くの選手やスタッフ・関係者の方が集まり、どれだけバルセロナにとって大きな存在であったかがわかります。

退団後2018年にヴィッセル神戸移籍を発表。バルセロナの司令塔が加入すると、日本のサッカーファンも驚きを隠せませんでした。

Jリーグでもその美しいプレーは健在で、ドリブルやパスで多くの観客を魅了し続けています。

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アンドレス・イニエスタのプレースタイル

©Photo:www.shutterstock.com[Cosmin Iftode]

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圧巻のボールテクニック

イニエスタ選手を語る上で、ボールテクニックの凄さは欠かせません。ボールタッチが柔らかく、どんな場面でも決して足元からボールが離れません。

ボールを身体の一部かのように扱い、華麗な身のこなしで自由自在にボールをコントロールする姿は、「手品師」「頭脳」「青白い騎士」などと呼ばれています。

ボールキープ力

イニエスタ選手はボールキープ力が非常に高いです。背が高いわけでもなく、フィジカルやスピードがあるわけでもありません。しかし足元から離れないボールタッチとボディバランスの良さ、身体の使い方がうまく、常に相手の逆を取りながらプレーしています。

そのためボールを取られることなく、優雅にボールをキープし、決定的なチャンスを作り出す。まさに世界最高のMFです。

パスセンス

バルセロナの司令塔として君臨していただけあり、パスセンスはとても突出しています。ショート〜ロングパスまで幅広いパスに対応でき、視野の広さを生かしてゲームメイクからチャンスメイクまで全てに優れています。

バルセロナ時代はよりゲームメイクに優れたシャビ選手がいたため、イニエスタ選手はドリブルやワンツーで相手ペナルティエリアに侵入したり、スルーパスで決定的なチャンスを作り出すチャンスメイクに力を入れていました。しかし、シャビ選手退団後はゲームメイクもこなし、多くの役割が出来ることを証明しています。

ポジショニング・オフザボールの動きの巧さ

バルセロナのように、ポゼッションを重視するチームには、ポジショニングやオフザボールの動きが特に重要になります。

イニエスタはそれらの動きを小さい頃から学んできており、的確なタイミングに的確に動き出せる選手です。

さらに相手ゴール前に侵入していく動きも上手く、そこからシュートやラストパスを出す動きに優れています。

サッカーではボールを持っていない時間のほうが長いです。しかし、だからこそボールを持っていない時に何をするべきなのかを考えなければいけません。

的確なタイミングで的確に動き出す。現代サッカーはスペースがなく、少しのタイミングのズレでパスが通らなかったりシュートが打てなかったりします。

イニエスタ選手はそのタイミングが完璧だからこそ、何度も決定的なチャンスが作り出せる選手なのでしょう。

アンドレス・イニエスタのサッカー人生はまだまだ続く

イニエスタ選手のサッカー人生はまだまだ続くでしょう。現役としてはもちろん、引退後は指導者の道を目指すことも語っています。

これまで数多くのファンを魅了してきたイニエスタ選手。そのプレーはサッカーそのものです。

現役選手で一番サッカーを理解し、自由に優雅にプレーしている選手ではないでしょうか。

これからのイニエスタ選手にも注目きていきましょう!

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