なぜ南米のサッカー選手はフィジカルが強いのか。
南米の選手といえば、強靭なフィジカルが特徴的だが、空中戦も強い。その背景には南米で人気なスポーツが影響しています。
サッカーバレーの存在
Photo: Unsplash.com[Mathias P.R. Reding]
空中戦の強い理由として、サッカーバレーが理由に挙げられます。ルールはバレーボールとほぼ変わらず、腕と手以外の部分でサッカーボールを相手陣地に送り、地面に触れたら点数が入るという仕組みです。
スペイン語では「Futvóley(フットボレー)」と言われ、協会も存在します。そんな協会が主催した大会の初代王者がパラグアイなのです。
パラグアイではサッカーバレーを「Piki voley(ピキ・ボレー)」と言い「Piki」だけでも通じます。パラグアイのピッチは天然芝ですが、そのほとんどが剥げていたり、雑草が生えていたりします。さらに地面が平坦でないことも少なくなく、ゴロ球が途中で跳ねることもあります。そういった環境もサッカーバレーが根着いた一因と言われています。
サッカーチームでも欧州では鳥かごなどで遊びやウォーミングアップを行うことが多いが、パラグアイではサッカーバレーが主流です。練習時間前に集まってきた人から円になり、ダイレクトで浮き球のパス交換を行います。ミスした人は他の選手から罰ゲームとして「蹴り」を入れられます。
そんなことを子どものときから行っていれば、自然と空間認識に長けるのも納得です。もちろん、それだけがサッカーではないが、特別身長が高いわけでもないパラグアイの選手が、空中戦に強い理由はサッカーバレーが関係しているのではないでしょうか。
動画:youtube『Piki Piki Velo. Paraguay. futvoley en YOUTUBE. Futevolei en Internet 』
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