「日本人=アジア人」とひとくくりにされる
ワールドカップ出場の常連となった日本ですが、欧州や南米ではまだまだ格下に見られることがります。
もしも、自分が海外でチャレンジする事になったら……。
現在、JFLの高知ユナイテッドSCでプレーをする山下宏輝選手のYouTubeを参考に、世界でプレーするときの心構えを考えてみましょう。
欧州にはたくさんの国があり、その分だけ人種もあります。欧州の人々は、欧州の人種の区別がつきますが、私たち日本人はなかなか瞬時に判別ができません。
反対に、日本人の私たちはアジアの人たちを見た時、どこの国の人かおおよそ判断ができます。
また、長いサッカーの歴史を見ると、やはり日本の含むアジアの国は欧州・南米のそれと比べると発展途上といえます。
現在ではコンスタントに海外リーグでプレーする日本人選手がいますが、それでも欧州から見ると、日本サッカーはアジアサッカーであり、日本人はアジア人とひとくくりにされてしまうことも少なくありません。
南米人は一目置かれる
山下選手が海外でトライアウトをしていた時、同時期に入ったブラジル人には練習着が渡されたのに対して、山下選手には渡されなかったと言います。
細かなコニュニケーションが取れていなかったようなので、山下選手が語っていることが全てではないですが、どうやら「ブラジル人=サッカーが上手い」という常識が、そのような状況になったのではないかと推測しています。
もちろん、そうだとしても練習着を山下選手に渡さなかったのは問題があります。しかし、そこには確かに人種による「ブランド力」が潜んでいるようです。
それでも結果を出すことで周りの対応は変化
そのブラジル人と受けたトライアウト初日、パスももらえない状況で、山下選手は懸命にアピールします。
そしてプレーが認められて、翌日には練習着を用意してもらえたそうです。
ここでやっと山下選手個人の実力が認められたように感じられます。
もしも、評価されるパフォーマンスを出したのにも関わらず周りの態度が変化しなければ、それはもはや差別的と言わざるを得ませんが、山下選手のように結果を出すことで活路を開く事もできるのです。
残念ながら契約まではいかなかったですが、山下選手にとってこの経験は、今後の選手人生において大きな財産になるといえます。
日本でも海外でも平等なスタートラインはない
日本人が海外、とりわけ「サッカー先進国」 にチャレンジする時のリアルな体験を山下選手は話してくれました。
ただ、大なり小なりこういったことは日本を含めどこでもあります。
- 恵まれた体格
- エリート経歴
- 有名校出身
- 親がコーチの知人
などなど、こういった事項がなんらかのアドバンテージを持っているzは日本でもよくあることで、海外ではそれがより色濃く出ているだけです。
結局の所、「よーいドン」のスタートラインは皆同じ位置ではないということ。
それでも、実力をつけて、評価されて、結果を出すことで、自分の価値を高めることができるのです。
動画=YouTube:サッカー 留学 【もはやいじめ】海外にサッカー留学した時の外国人選手の反応が酷い
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