今回は、ゴール前で有効的なボールをスルーして受け直す動きについてご紹介します。
ゴール前ではとくに、プレー判断・スピードが求められますが、狭い状況の中で判断することは難しいです。
そこで今回習得してほしい技術が、「ボールをスルーさせてもう一度受け直す動き」。
この動きには3人の選手が絡む必要がありますが、ゴール前で成功できればそれだけで決定的なチャンスを作り出せます。
それでは、トレーニング方法とプレー動画を参考に詳しく解説していきましょう。
スルーして動き直すトレーニング
トレーニング方法
- ペナルティエリア付近にマーカーを3つ置き、それぞれに並ぶ。
- サイドの選手から中央へ横パス。真ん中の選手がスルーさせて前に動き直す。
- スルーされたボールを受けた選手はワンタッチで動き直した選手へパス。そのあとゴール前へ動き直す。
- パスを受けた選手はシュートもしくはパス。
- スピードを上げて行う。
詳しく解説
動画:youtube[小林悠で見るフォワードの動き方・FWのオフザボール]
こちらの動画0:47の場面をご覧ください。
この場面では、今回のトレーニングで行ってほしい一連の動きが見られます。
まずサイドの選手がボールを保持している状況で、中央の選手が横パスを受ける動きをします。
このときのポイントが、2人がわざと重なるようにポジショニングをとることです。
そうすることで、1回のパスで2人が関与することになります。
スルーした選手はそこで止まるのではなく、次のパスをもらうためにライン裏へ抜け出しましょう。
そこへワンタッチでパス。このパスを出した選手もパスを出して終わりではなく、さらにゴール前に動き直すとより良いでしょう。
そしてこの一連の動きをスピードを上げて行うことが重要です。
0:47の場面でも、動きに無駄がなくスピーディーに行われています。
だからこそDFも対応が難しいのです。
選手1人1人の連携も重要になりますが、トレーニングから意識をすれば試合でも使える技術となるでしょう。
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