今回は、スペースがあるときに有効なパス技術のトレーニングについてご紹介します。
試合中味方とのワンツーで相手をかわしていくプレーをするときがあるでしょう。
ワンツーはスピーディーに攻撃を展開できるパス交換ですが、相手のレベルが上がると対応される可能性もあります。
そこで習得してほしい技術が、パスを出すときに体全体を使って相手を騙すパス技術です。
そこで、この技術についてプレー動画を参考にしながらトレーニング方法についても詳しく解説していきます。
体全体で相手を騙すパスのトレーニング
トレーニング方法
- ゴール前にマーカーを1つ置く
- そこから離れた位置にもマーカーを1つ置く
- ゴール前のマーカーから、ワンツーがもらえるポジショニングをとる
- 離れたマーカーからパスを出し、ワンツーのパスをもらう
- 最後にシュート
詳しく解説
動画:youtube[ガブリエル・シャビエル プレー集 名古屋をJ1に導いた天使]
こちらの動画0:58の場面をご覧ください。
こちらのシーンでは、今回のトレーニングで習得してほしいプレーが見られます。
この技術は、ワンツーを受ける選手が習得してほしい技術です。
0:58のプレーの中で、ワンツーを受ける選手の動きを見ていただくと、パスをもらえる位置に動き出し、その場で止まりながらプレーしようとしていないことがわかります。
ここが今回の技術のポイントです。
あの場面で止まりながらパスを受けて、ワンツーを返そうとしていたらスペースが無く、相手のプレッシャーにもあっていたかもしれません。
そこで、パスを受けワンツーを返すときに、止まりながら行うのではなく、体をサイドの方向へ進めるプレーを選択しました。
そうすることで、「DFが動きにつられる」「中央にスペースが生まれる」この2つの良い状況が作り出せます。
0:58のプレーシーンでも、DFは体の動きにつられてワンツーパスに対応できていません。
さらにワンツーを受ける選手が止まらずに動きだからプレーしたことで、そこに新たなスペースが生まれました。
だからこそワンツーパスが成功し、シュートまでいけたのです。
ぜひ動きながら体全体を使って相手を騙し、パスを出す技術を習得して、試合でも活かしてください。
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