今回は、センタリング時のゴール前でのマークの外し方についてご紹介していきます。
ゴール前はスペースがなく、相手のマークも厳しいエリア。その中でそのマークを振り切り、得点を決めなければいけません。
そこで、ゴール前でのマークの外し方について意識するべきことやトレーニング方法について詳しく見ていきましょう。
ゴール前でのマークの外し方で意識するべきこと
特にFWの選手には、ゴール前で相手のマークを外す動きは必要不可欠。得点をたくさん決めたい子にも、必ず覚えてほしいのがゴール前でのマークの外し方です。
清水エスパルスユースの選手が魅せた〇〇を意識したセンタリングをご紹介!
センタリング時のゴール前でのマークの外し方には、2つの基本的な動き出しがあります。
マークの外し方①:フォアサイド〜ニアサイド
まずは、フォアサイドに走り込むと見せかけて、ニアサイドへ走り込む動き。最初にフォアサイドへ動き出すことで、DFもフォアサイドをマークしてきます。
そこで、DFも一緒に動いたことで空いたスペース、ニアサイドへ一気にスピードを上げて走り込むことで、センタリングをシュートまで持っていけるでしょう。
マークの外し方②:ニアサイド〜フォアサイド
2つ目は先程とは逆の動き。ニアサイドと見せかけてフォアサイドへ走り込む動きです。
こちらも同じように、あえてニアサイドへ走り込むことでDFをニアサイドへ誘導し、本来の目的であるフォアサイドへ動き直すこと。
清水エスパルスユースの選手が魅せた〇〇を意識したセンタリングをご紹介!
そうすることでフリーでシュートまでいけます。①②共に大事なことは、動き直す瞬間にスピードを変化させること。ニアサイドへ動き出してDFを引きつけたら、一気にスピードを上げてフォアサイドへ動き直すことで、DFのマークを外せます。
この動きがゆっくりだとDFを騙すことはできないので、スピードの変化を意識して下さい。
参考にしてほしいのが、こちらの動画の1分30秒のところ。現在10代ながらドルトムントでゴールを量産しているハーランドがシュートを決めるシーンです。
サイドへボールが入った時に中央・フォアサイドへ1回動き、DFを引き出したところでニアサイドへ。そこにクロスが入りダイレクトシュートが決まります。
とても小さく一瞬の動きですが、スピードの変化だけで簡単にDFを置き去りにしています。ぜひ参考にして欲しい動き出しです。
センタリング時のゴール前のマークの外し方のトレーニング

トレーニング方法
- 両サイドにセンタリングを上げる選手が並ぶ。
- 中央にFW、DFそれぞれ1人ずつ。
- センタリングする選手は少し前に大きくボールを出して、センタリング。
- FWはセンタリングが来る前に、ニア〜フォアもしくはフォア〜ニアへ動き出し、シュートまでいく。
- DFはカットができればカットして良い。
清水エスパルスユースの選手が魅せた〇〇を意識したセンタリングをご紹介!
ポイント
- センタリングを上げる選手のタイミングに合わせ、FWは動き出す。
- ニア〜フォアの動き直す時には一気にスピードを上げる。
- DFの対応の仕方によって動きを変化させる。
まず自分だけのタイミングで動き出すのではなく、センタリングを上げる選手のタイミングを見て動き出すことが必要です。
そしてニア〜フォアの動き直す瞬間のスピードを一気に上げること。マークを外すためにはスピードの変化は必須です。
さらに基本的な動きに加え、DFの対応の仕方によっては、そのままニアサイドへ走り込んだり、2〜3回細かく動き直すなど、状況によって動きを変化させられるようにしましょう。
基本的な動きだけだと、DFも対応しやすくなります。
ぜひ今回ご紹介した、センタリング時のゴール前でのマークの外し方を意識して取り組んで下さい。
動画=YouTube:【清水エスパルス】鄭大世から学ぶクロスの受け方の極意!!!
◆関連記事◆
FWの選手必見!ゴール前でフリーでシュートまでもっていけるテクを身に付けよう!
コメントを残す