ウルグアイ代表・FCバルセロナで活躍するルイス・スアレスをご存知でしょうか。世界でも有数のストライカーであり、常に相手に脅威を与え続ける素晴らしいプレイヤーです。
そんなスアレスが得意とするプレーの中で、相手を背負った状態でボールを受けると、ボールに触らずに反転して相手と入れ違うプレーがあります。これは1発で相手を出し抜くのに有効なターンであり、成功すれば決定的なチャンスへと繋がる。とくにFWの選手には見習ってほしい技術の1つです。
そこで今回は、スアレス選手が得意とするボールに触れずにターンする技術のポイントやトレーニング方法についてご紹介していきます。
動画:youtube[Luiz Suárez Fooling Flick vs. Bayern Munich]
ボールに触れずにターンするためには
まずボールに触れずにターンをするためには、相手を背負った状態が有効的。なぜならブロックしながら相手の進路を塞ぐことができ、なおかつボールと相手の間に自分の体を入れることで、ボールを隠すことができるからです。
成功させるポイントして、ますはボールをスルーして前を向くまでの間、相手をブロックしつつ少し体を相手に預けるようなイメージで動き出すこと。相手にボールを触れさせないために、体全体でブロックし進路を妨害することが重要です。そして、もしその状況で倒されればファールとなり、マイボールで攻撃をリスタートできます。
さらにブロックして相手からボールを見失わせることも重要。ボールが今どの位置にあるのかわからなければ、それだけ対応に遅れます。相手を背負った状態で行うのは、ボールを隠すという理由もあるのです。
ボールに触らずにターンするトレーニング
トレーニング方法
- ペナルティエリア付近でFW1人、DF1人置く。
- センターサークルより少し前に1人パスを出す選手を置く。
- FWがDFを背負った状態からスタート。
- パサーは浮き球でもごろでも良いので、FWを狙ってパス。
- FWはボールの軌道を読みながら相手をブロック。そこからボールに触らずに相手と入れ替わるようにターン。
- ターンした後すぐシュート。
ポイント
- ポストプレーのイメージで、相手にインターセプトされないためにしっかりブロックする。
- なおかつ相手の視界からボールを消すように体の位置に気をつけ、ボールをスルーできるルートを作り出す。
- 入れ替わるときも相手に足をだされないようにブロックし続ける。
まずボールを受けるときは、ポストプレーをイメージしながら相手をブロックすること。このトレーニングではターンが目的ですが、試合中では相手の状況やボールの軌道によってターンができない状況かもしれません。
そのため必ずポストプレーもできるような体勢を確保するようにしてください。
相手をブロックしながら、ボールをスルーできるルートを少し作る。例えば自分の右側を通したい場合、ボールを体で隠しながら少し左側にずれる。もしくはDFを左側でブロックするなど。
そしてターンするときも、ターンが終わるで相手をブロックすること。途中でやめてしまうと足をだされてカットされるかもしれません。
スアレスのようにターンするために、ブロック・視界を塞ぐ・ボールのルートを作る。これらを意識して取り組んでください。
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