試合中ボールを保持するためには、360度どこにでもボールを運べる技術と視野の広さが必要。それでけでなく味方の位置も常に把握し、パス交換などを織り交ぜながらバリエーションのある攻撃を仕掛ける必要があります。
そこで今回は、360度どこにでもボールを運ぶために意識するべきこと、トレーニング方法についてもご紹介していきましょう。
360度どこにでもボールを運べるようになるには
まず360度どこにでもボールを運べるようになる前に、自分の思った通りに自在にボールをコントロールできる技術がなければならない。自在にコントロールできなければ360度コントロールすることは不可能です。
まず意識するべきことは、「ボールを足元から離さない」「ボールを見ずに(間接視野)ドリブルする」「敵味方の位置・スペースを把握」これらが挙げられます。
特にボールを見ずにドリブルすることは欠かせないでしょう。見ないと言っても全く見ずにドリブルするというわけではありません。顔を上げても間接視野で見える位置にボールを置くことで、周りを見ながらも常にボールも一緒に見ることができます。
これにはボールの置き所を気をつける必要があるでしょう。足元に入り過ぎてしまうとボールを見失ってしまいます。逆にボールを離しすぎればコントロールが難しくなる。ボール全体が見える位置ではなく、ボール半分ほどが間接視野で確保できる位置が理想です。
このボールの位置の感覚を覚えることで、顔を上げてプレーできるようになります。敵味方・スペースも自然と確認できるようになり、今自分がどの位置にボールを運び、どのようなプレー選択するべきなのかを認知できるでしょう。。
360度ボールを運べるトレーニング
トレーニング方法
- コーンを適当な感覚でたくさん置く。(できれば大きめのコーンで倒して行えると良い。マーカーでも可)
- コーンが置かれた外側に何人か立つ。
- ドリブルする選手は常に顔を上げながら360度色んなところにドリブルするように意識する。
- ドリブルしながら外側で立つ選手に向かってパスを出してリターンパスをもらう動きも取り入れる。
ポイント
- 視野の確保(間接視野を意識したボールの置き所)
- コーンの位置・外側のパスが出せる選手の位置を常に把握。
まずは自分の周りにあるコーン(敵)の位置を360度把握すること。これはボールを待っている時でも意識して首を振る必要があります。試合中常に状況は変化する。ボールを持っていても持っていなくても、常に首を振り状況を把握しなければいけません。
さらに間接視野でボール半分ほどが確認できる位置でコントロールすること。ボールを持ちながら首を振るためにはこの位置でコントロールできる技術は欠かせません。このトレーニングではゆっくりで構いません。歩いてでも良いので顔を上げてコントロールできるようにしていきましょう。
またドリブルだけでなく、パスの選択肢も常に持てるように外側に何人か選手を配置しています。外側の選手はたまに場所を移動したりして、留まらない方がボールを保持する選手が常に確認しなければならなくなるため、おすすめです。
このトレーニングでは360度ドリブルできる・パスができる・そのために視野を確保する。これらのことを意識して取り組んで下さい。
◆関連記事◆
「自分に合ったボールの置き所」を把握し、自由自在にボールを操れる技術を習得しよう!
コメントを残す