意表を突く股の間を抜くシュート
プロ選手の試合を見ていると、相手DFの股の間を通してシュートを決める場面を見たことがあるかと思います。
一見、偶然のようなプレーにも感じますが、実は股抜きシュートは意識的に行えるプレーです。股抜きシュートができるようになりたい!という子も、あるポイントを意識するだけで誰でもできるようになります。
そこで今回は、股抜きシュートのポイントやタイミングについて、トレーニング方法もご紹介していきましょう。
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股抜きシュートは意識的に行える

©Photo:Pixabay.com[planet_fox]
さらにキーパーからするとDFの体がボールを隠すため、一瞬反応が遅れてしまうシュートでもあります。股抜きシュートにはいくつかポイントがあり、タイミングが非常に重要です。
相手が足を出してくるタイミング
相手ゴール近くでボールを受け、シュートを打とうとすると、相手はブロックするために足を出してきます。
このような場面、よく相手にブロックされてしまうことが多いのではないでしょうか。股相手がいるためシュートを打たない子もいるかもしれません。
しかしプロ選手はあえて相手に足を出させます。タイミングをずらすというよりは、相手の相手の足を出すタイミングに合わせて打つイメージです。
シュートする方向
相手が足を出すタイミングに合わせて打つだけでは股抜きはできません。もう1つ大事なことがシュートコースです。
例えばペナルティエリア近くの右側あたりで中央からボールを受けたとします。中央側から相手がプレッシャーをかけてきた場合、中にトラップするのではなく縦にトラップしてすぐシュートを打つイメージ。
しかし相手のプレッシャーが早いとフォアサイドのシュートコースが限定されます。この場合普通だとニアサイドを狙うか、切り返して打つかの選択をするかもしれませんが、ここであえてフォアサイドを狙うことで、股抜きシュートができる可能性が出てきます。
重要なのは相手がプレッシャーをかけてきた方向へあえてシュートを打つこと。フォアサイドからきたらフォアサイドへ。ニアサイドからきたらニアサイドへ打つことが股抜きシュートのポイントです。
タイミング・シュート方向の決定
お伝えしたタイミングとシュート方向を決定することで股抜きシュートが行えます。
先程のように、相手が中央からプレッシャーをかけてきたとして、ブロックするとき左足でブロックしてきます。
つまりそのブロックしてきた方向、フォアサイドを狙うと股の間を通せるでしょう。この場合強いシュートを打とうとするよりは、タイミングを合わせてコースを狙うように打つことを心がけてください。
強くなくてもキーパーはタイミングをずらされるため、決まりやすくなります。
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股抜きシュートのトレーニング

Photo:Pixabay.com[phillipkofler]
トレーニング方法
- ゴール中央からパスを出す選手、左右からシュートを打つ選手、プレッシャーをかける選手に分かれる。
- 中央からどちらかのサイドにパスを出し、受けた選手は縦にコントロールしてシュート。
- プレッシャーをかけた選手はフォアサイドを限定しながらシュートのタイミングに合わせてブロックをするように足を出す。
- シュートを打つ選手はそのタイミングを見てフォアサイドを狙いながら股抜きシュート。
ポイント
股抜きシュートをするためには、まずそれを悟られないことが重要です。
フォアサイドを最初から狙ってるように見せると、キーパーも反応しやすくなります。そのためまずはニアサイドを狙うような視線・体勢などを取るとキーパーを騙せるでしょう。少しでもキーパーを騙せれば、たとえ弱いシュートでも決まりやすくなります。
今回お伝えしたタイミングとシュート方向プラスキーパーを騙すことを意識して取り組んでみて下さい。
トレーニングと合わせてプロテインも活用してみましょう↓
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