つま先を使ったチャンスを活かすトレーニング
サッカー初心者の方や、サッカーを始めたばかりの子はよく「つま先(トーキック)」を使ってボールを蹴ります。
しかしパスやシュートをするときは、インサイドやインステップを使ってボールを蹴ることを教わるため、自然とトーキックを使用することが少なくなります。サッカーをプレーする中で、トーキックを使うことはあまりないですが、実はゴール前でのシュートチャンスでこそ活きる技術なのです。
今回はなぜトーキックがゴール前で活かせるのか、ポイントやトレーニング方法についてもご紹介していきます。
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トーキックはゴール前のシュートチャンスに活かせる

Photo:Pixabay.com[leezathomas099]
シュートの振りが小さいため相手は予測できない
基本的なインステップのシュートは、しっかりと踏み込んで足を振るため、相手はシュートがくることを予測できます。またシュート体勢から実際にシュートが飛んでくるまで、少し時間ができるため、この間にキーパーも準備出来るでしょう。
しかしトーキックの場合、力を入れなくてもボールはしっかりと飛んでいくため、踏み込む必要も、足を振り上げる必要もありません。そのため相手はシュートがくることを予測できず、キーパーもシュートが飛んでくるまでの時間がとても短いため、反応が遅れます。
相手は「準備」「予測」この2つが遅れるため、トーキックはゴール前でとても活きるシュートです。
ゴール前だからこそトーキックのデメリットがメリットに変わる
トーキックのデメリットとして、狙ったところに飛ばすことが難しい点が挙げられます。インサイドやインステップと比べて、ボールの中心をとらえることが難しく、正確性が落ちてしまうため、サッカーを始めたての子には直すように指導するでしょう。確かに味方へのパスや遠くからのシュートをトーキックで行う場合、正確性が欠けるプレーとなるかもしれません。
しかしゴール前では違います。ゴールが近くにあり、さらにトーキックは相手が予測や準備ができないため、コースを狙わなくても決まる可能性がとても高いです。
ゴール前でトーキックを使ってシュートを打つことで、正確性に欠けるトーキックのデメリットを少なくし、相手が予測できないメリットを最大限に活かせます。
トーキックを身につけるトレーニング

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トレーニング方法
- ゴールポスト横に1人ボールを持って立つ。
- もう1人がPKマーク付近に立つ。
- ゴールポスト横の人がパスを出す。
- 出されたボールをワントラップしてすぐトーキックでシュート。
- (左右のゴールポスト横に1人ずつ立ち、連続してシュートを行うメニューでもOK)
ポイント
このトレーニングでは、まずトーキックを使ったシュートの感覚を身につけることがポイント。トーキックはコースを狙うシュートではなく相手のタイミングをずらすシュートです。基本的なシュートのように強く打つ必要はありません。力を入れずに小さい振りでボールをとらえることを意識して下さい。
相手はいませんが、試合中ゴール前にはスペースがありません。そのためトラップからシュートまでのスピードを素早く行うようにしましょう。
トレーニングと合わせてプロテインも活用してみましょう↓
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