キックフェイントは試合中どのエリアでも効果的に使える技です。
シュートをする前だけでなく、パスやクリアをするときでも考えて使用すれば、それだけで相手を騙せるでしょう。
今回はなぜキックフェイントは相手を騙せるのか、ポイントやトレーニング方法についてもご紹介します。
キックフェイントはなぜ相手を騙せるのか
キックフェイントは考えて使用すれば、1発で相手を騙せます。
キックフェイントを使う場面として1番わかりやすいポイントは、シュートをする前です。ゴール前でシュートをしようとすれば相手DFは防ぐために飛び込んできます。そこでキックフェイントで切り返すことで次のシュートエリアと作ることができるでしょう。
これはパスをする場面や自陣ゴール前でクリアをする時も同じです。パスをすると見せかけ、キックフェイントで相手を騙しドリブルでボールを運ぶ。
クリアしようとした時にキックフェイントで相手を騙せれば、マイボールで攻撃が進められる。
周りの状況を把握し、効果的に使用すればキックフェイントは試合でも使えるフェイントになります。
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キックフェイントで気をつけるべきこと
キックフェイントは様々な場面で有効的に使えるとお伝えしましたが、いくつか気をつけるべき点もあります。
気をつけるべき点①:動作スピード
キックフェイントをした際、そのあとのプレースピードが非常に重要になります。
例えばゴール前でシュートをしようとしてキックフェイントをし相手を騙す。しかしそのあとのプレースピードが遅く、せっかくシュートコースが作り出せたのに次のDFに防がれてしまうことも多々あります。どんなフェイントの後もそうですが、特にキックフェイントは次への動作をスムーズに行うことが重要です。
気をつけるべき点②:自陣でのキックフェイント
クリアをするときにキックフェイントをし、相手を騙すことでマイボールで攻撃を再開できると伝えましたが、このプレーは周りの状況を必ず把握しておかなければいけません。自陣のゴール前でボールを取られてしまえば、失点してしまうリスクがとても高いです。相手ゴール前でキックフェイントするときとでは、大きな違いがあります。
スペースや相手の人数などを把握し、確実にマイボールにできるときだけ使用すると良いでしょう。
Photo:unsplash.com【@martzzl】
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キックフェイントのトレーニング
トレーニング方法
- ゴール前で1対1をする。
- キックフェイントを意識的に行い、その後の動作スピードを意識する。
- DFはわざとキックフェイントで騙されるふりをして、その後のプレッシャーを意識することで、攻撃側の練習になる。
ポイント
このトレーニングでは、ゴール前でDFを1枚剥がしてシュートを打つイメージで行います。ポイントは
- 本当にシュートを打つ意識でキックフェイントをする
- キックフェイントをした後の動作スピードを上げる
これらが挙げられます。
まず動作スピードを上げる前に相手を騙せなくては意味がありません。シュートフォームをしっかりと意識し、いかにもシュート打つというイメージをDFに持たせることが重要です。その意識を強く持たせるために、試合中に何本かシュートを打っておくと良いでしょう。そうすることでDFは「この選手はシュートを打ってくる」と思うようになり、ブロックしようとします。そうすることでより相手を騙せるようになるでしょう。
そしてキックフェイント後のスピードを上げること。DFは抜かれた後も必ずもう1度プレッシャーをかけてきます。またゴール前であれば他のDFもプレッシャーにくるでしょう。その後の動作が遅ければシュートまでいくことが難しくなります。
キックフェイントはかわす時も大事ですが、かわした後の方がもっと大事です。ぜひポイントを意識しながら、キックフェイントを自分の武器にしてください。
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