小学生でもドリブル突破!「ダブルタッチ」を習得しよう!

小学生でもできる!ドリブルで相手を確実に抜ける技術「ダブルタッチ」を習得しよう!

サッカーには多くのフェイントが存在します。

  • シザース
  • マシューズ
  • クライフターン
  • マルセイユルーレット

など、たくさんありますが、その中で「小学生でもドリブルで相手を抜けるようになりたい!」という子におすすめの技が「ダブルタッチ」です。

ではダブルタッチがなぜおすすめなのか、ポイントやトレーニング方法などについてもご紹介していきます。

ダブルタッチとは?

©Photo:Pixabay.com[RoboMichalec]

ダブルタッチとは、右足のインサイドから左足のインサイドへボールをスライドさせて抜く技です。プロ選手で言えば、ヴィッセル神戸で活躍しているイニエスタ選手が最も得意とするドリブルです。ボールをスライドするだけのシンプルな技ですが、相手と正面に向き合うため、タイミングや間合いなど重要な点がいくつかあります。

ダブルタッチで重要な点①:間合い

ドリブルを仕掛ける時やフェイントをする時は間合いが大事ですが、ダブルタッチをするときも相手との間合いが非常に重要です。ダブルタッチは相手の近くを直角に抜いていきます。そのため遠すぎては仕掛けることができません。また近すぎても相手の足が掛かりやすくなります。スピードに乗ってシザースで抜くような自ら仕掛けていく技とは違い、ダブルタッチは自ら仕掛けるのではなく、「相手を出し抜く」ことがとても重要です。

ダブルタッチで重要な点②:タイミング

先程「相手を出し抜く」ことが重要だと述べましたが、簡単に言うと相手が足を出してくるのを待つ。ということです。ダブルタッチはターンや切り返しのように、足や体でボールを隠せる技ではありません。ボールを横にスライドするときにも、常に相手はボールが見えている状態です。ボールの行き先が分かるため、相手はボールをインサイドでスライドしようとするタイミングで、足を出してくることが多いでしょう。仕掛ける側は、この足を出してくるタイミングを逃さないことが、ダブルタッチで抜くための1番のポイントです。

ダブルタッチで重要な点③:ボールのスライドの位置

相手が足を出すタイミングがわかれば、それに合わせてボールをスライドするのですが、ここで重要なことがボールを動かす位置。相手はスライドするタイミングでボールを取ろうとするため、ボールを真横にスライドしては相手の足に掛かってしまいます。

意識するべきポイントは、「ボールを少し斜め後ろ気味にスライドさせること」。ボールを自分の体の方向にスライドすることを意識することで、相手の足との距離は広くなります。これは懐が深い選手とも言われますが、イニエスタ選手もダブルタッチをするとき、少し斜め後ろにスライドさせ、懐を深くしています。よく横へのスライドを大きくすれば良い!と考えますが、相手の足をかわせなければ大きくスライドしても意味がありません。懐を深くし、斜め後ろにスライドして相手の足をかわせる幅さえ確保できれば、大きくスライドせず、小さい動作で相手を抜けます。無駄な動きがなくなり、よりスムーズに次の動作にも行えるでしょう。

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ダブルタッチのトレーニング

Photo:unsplash.com[Alliance Football Club]

トレーニング方法

  • コーンを2m間隔で8つほど置く。
  • その間をドリブルし、コーンの前に来たらダブルタッチでかわす。
  • 右→左、左→右と両方の抜き方ができるようにする。

ポイント

このトレーニングのポイントは

  • ダブルタッチでスライドするときのボールの動き
  • 両方の足で抜けるようにする

これらが挙げられます。

まずは人ではなく、コーンを相手にすることで、ボールをスライドする時少し斜め後ろに動かすことだけを意識して取り組みましょう。ダブルタッチで抜くためには、ボールを動かす位置はとても重要です。最初はゆっくりでも良いので、真横ではなく、「斜め後ろ」。これを意識して取り組みましょう。

また右足から左足へのスライドだけでなく、左足から右足へのスライドもできるようになると幅が広がります。ダブルタッチはシンプルな動きなため、1つ1つの動作がとても大切。コーンで慣れてきたら、人を相手にして間合いとタイミングも身につけましょう。

また試合中ダブルタッチでは抜けないという子には、自ら仕掛けてしまっている。相手が足を出してこない。などといった理由があるかと思います。ダブルタッチは他のフェイントとは違い、自ら仕掛けて抜く技ではありません。間合いとタイミングを見計らい、相手を出し抜くことで抜けます。

また相手が足を出してこない場合は、1つボディフェイントなどを入れると良いでしょう。これはイニエスタ選手はもちろん、メッシ選手もとても上手い技なのですが、ボディフェイントを入れることで、相手の重心はどちらかに傾きます。その逆をダブルタッチでいこうとすると、相手は重心の逆を突かれているため、動けないか足を出してくる。このタイミングでボールのスライドの位置だけ気にしていれば、必ず抜けます。

ぜひ参考にして、試合でも使えるダブルタッチを身につけてください。

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動画でも学ぼう

YouTubeにも、ダブルタッチの練習に役立つ動画がたくさんあります。
自分のレベルに合った、練習に役立つ動画を観ながら学ぶのもオススメです。

動画=YouTube【ダブルタッチの使い手になるための4つの練習方法

質の良い睡眠で体をしっかり休めよう↓

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