小学生の年代の子は特にどんなトレーニングでも、ゲーム形式や楽しみながらできるメニューを行うとよりトレーニングに集中できます。欧州のプロチームでも、罰ゲームありのトレーニングだったり、全員で楽しめるトレーニングメニューを行うこともありますし、サッカーを行う上で、楽しむということはとても大事なことです。
今回は小学生向けの楽しみながらボールコントロール技術とパス技術が身につくトレーニングをご紹介していきます。
楽しめるトレーニングとはどんなもの?
楽しめるトレーニングとは、ゲーム形式のメニューです。例えばサッカーテニスや2チームに分かれて先に多く得点を決めたほうが勝ちなど。
こういったメニューは全員がしっかりと参加でき、なおかつ楽しみながら技術が身につくものです。意識すべきことは、楽しみながらもしっかりと伸ばすべきポイントを明確にすること。サッカーテニスだったら自分が思ったところにコントロールし、自分が出したいところにボールを出すなどを意識させることで、自分の思い通りにボールをコントロールできる能力が身につきます。
もう1つポイントとして、負けたチームに簡単なもので良いので、罰ゲームなどをつけると良いです。遊びのようなトレーニングなので、集中力に欠ける子も中にはいるかもしれません。そこで罰ゲームをつけることで、勝つために全員で頑張ろうとする意識が出てきます。
楽しむトレーニングをするために、「トレーニングの意図・ポイントを明確にすること」「簡単な罰ゲームをつけること」この2つを意識してください。
楽しみながらボールコントロール・パス技術を高めるトレーニング
トレーニング方法
- コーンを1つ設置し、その横に1人がボールを持って立つ。
- コーンから8mほど離れた位置に1人が立つ。ここからスタート。
- コーン横の人が浮き球のボールを投げる。
- 投げられたボールをコントロールし、2タッチ目でコーンを狙ってパスを出す。
- 当たったら何点!2チームなどに分かれて、先に〜点獲得したほうが勝利。
トレーニングの意図
- ボールコントロールからパスまでをツータッチのみに指定することで、浮き球のパスを1回でいかに自分がパスを出しやすい場所にコントロールできるか。そのコントロール能力が身につく。
- 8m離れた位置から的あてをすることで、パスの技術が身につく。
- 〜点先に決めたほうが勝利というルールにすることで、ゲームのようには楽しみながらもコーンにボールを当てようとする意識が高まり、自然と意識したトレーニングができる。
ポイント
まずは全員で楽しく行えるように心がけましょう。こういったメニューを少しでも多くすることで、サッカーが楽しいという気持ちをより高められます。
その中で今回のトレーニングであれば、「ボールコントロール技術とパス技術を高める」といったもう1つのトレーニングの意図を明確にすることで、しっかりとした技術が身につきます。
どんなトレーニングでも、その意図を明確にすることは大事なことです。小学生の成長はとても早いですが、だからこそ1つ1つのトレーニングにいかに集中して取り組んでもらえるかを考え、メニューなども積極的に考えていきましょう!
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