ワンツーで抜け出して局面を有利に
サッカーは簡単に例えると、相手よりも多く得点を入れたチームが勝ちます。逆に言えば得点を取れなければ勝つことはできません。
そして得点をとる確率を上げるためには、少しでも相手ゴールに近づく必要があります。
その中で覚えて欲しいプレーが「ワンツー」。小学生では1人でもドリブルで抜いていけた場面が、中学・高校になっていくと相手のレベルも上がり、スペースもなくなっていくため難しくなります。そこでワンツーのプレーを武器にしていくことで、ゴール前への侵入がドリブルよりも楽にでき、よりチャンスを多く作り出せるでしょう。
今回はワンツーでゴール前に侵入していくためのトレーニングをご紹介していきます。
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サッカーの「ワンツー」とは

Photo:unsplash.com[Alliance Football Club]
ワンツーで崩していくメリットは狭いスペースでも侵入していけることとプレースピードが上がることです。現代サッカーではゴール前にはほとんどスペースがありません。そこをドリブルで切り崩すのはとても難しいですが、ワンツーを使うことで、簡単に切り崩せます。
さらにワンツーはパスを出して次に欲しいスペースへ走り込む動きですが、単純にそのスペースへドリブルしながら行くのと、ボールを持たずにダッシュするのとでは、ダッシュの方が早いです。
そのためドリブルで切り崩すよりもプレースピードがあがり、相手の対応を遅らせられます。
プロの一流選手はゴール前でのドリブルとワンツーの使い分けがとても上手いです。今後レベルが上がってくる中で、ドリブルとワンツーをうまく使いこなせると、ゴール前で違いを作れる選手になるでしょう。
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ワンツーのトレーニング

Photo:unsplash.com[Jeffrey F Lin]
ワンツーのトレーニング方法
- ペナルティエリアから5m離れた位置にコーンを4つ縦に並べる。
- ペナルティエリアのラインに1人立つ。
- コーンをドリブルで交わしていき、ペナルティエリアのラインに立っている人にパスを出す。
- そのままダッシュしてペナルティエリア内に侵入していく。
- 壁パスを行う人はワンタッチ・もしくはツータッチでスペースへパスを出す。
- 最後はシュートで終わる。
トレーニングの意図
- 最初にドリブルを混ぜることで、ドリブルしてからワンツーに切り替え、プレースピードを上げる形を身につける。
- 常にダッシュをイメージして行うことで、よりスピードを上げてゴール前に侵入できるようになる。
- ドリブルとワンツーの2つのプレースピードをわかることで、その時に適したプレーの選択肢を増やせるようになる。
ポイント
試合中を想定して、最初はドリブルで侵入していくと見せかけることが重要です。ドリブルをすると相手はプレッシャーをかけにきます。
そのタイミングでワンツーに切り替えることで、相手の反応が遅れ、なおかつプレッシャーに来た選手の空けたスペースに侵入しやすくなります。
トレーニング中は相手はいませんが、常に相手がいることをイメージして行うことで、試合でも有効に活用できるのではないでしょうか。
ゆっくりとしたプレーでは、ゴール前に侵入することはできません。一瞬でもプレースピードを上げることで、ゴール前に侵入しやすくなるため、意識して取り組みましょう。
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