ターンをマスターすればドリブルが得意になる!
サッカーでボールを奪われないために、ターンの技術はとても大事です。学生のトレーニング中には、さまざまなターン技術を練習する機会があるかと思います。練習中では少し地味な練習で手を抜きがちですが、ターンは試合中で相手を騙すときだったり逆をとるときに必ず必要な技術です。
今回はターンの中でもとてもシンプルな技術ですが、とても効果的で素早く相手の逆をとれるプレーをご紹介していきます。
シンプルなターンを覚えよう
![©Photo:www.shutterstock.com[Cosmin Iftode]](https://sakareko.com/wp-content/uploads/2020/02/shutterstock_1033061725-1-1024x746.jpg)
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これらのターンは、かつてのバルセロナ司令塔シャビ選手が得意としていた技術です。
決して複雑な動きをするわけではありません。しかし相手の前への動きを利用しながら、相手とボールの間に常に体を入れられる180度・360度ターンは、決してボールを奪われずにキープできます。
シャビ選手の試合中のプレーを見ていると、くるくる回るようにボールをキープしていることが多いです。
このターンは相手が前からプレッシャーをかけてきても、横や後ろからプレッシャーをかけてきたときにも使えます。
とても多くの場面で有効的に使え、コツやタイミングなどを覚えれば誰でもできるターンです。
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ターンのトレーニング

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トレーニング方法
- コーンまたはマーカーを6〜10個使用する。
- コーンまたはマーカーを1つ置き、置いたところから左右どちらかの斜め前の方向に5歩進み、その位置にコーンまたはマーカーを置く。
- 逆方向の斜め前の方向に同じく5歩進み、コーンまたはマーカーを置く。その感覚を同じように続けて、ジグザグに作っていく。
- コーンまたはマーカーに向かってドリブル。コーンまたはマーカーをドリブルしながら1回転して、次のコーンにドリブルしていく。
- この動きをスタート位置からゴール位置まで行う。
トレーニングの意図
- コーンを回りながらボールをコントロールしてターンすることで、180度・360度ターンの感覚を覚えさせる。
- 狭いエリアで素早くプレーすることで、狭いエリアで足元からボールを離さずにコントロールできるようにする。
ポイント
トレーニング自体はとてもシンプルですが、1つ1つのターンを素早く行い、足元から離さずにプレーすることを心がけることで、試合でも活用できるようになります。
180度・360度ターンのポイントは、相手とボールの間に自分の体を入れること。相手の前への力を利用することです。
ボールを奪われないためには、相手とボールの距離を離すことが重要。距離が近いとそれだけ相手に触られやすくなります。
360度ターンをするとき、1度は必ず後ろを向き、相手に背をむけるときがありますが、相手からするとボールを保持する選手が後ろを向いたため前への力を加えてプレッシャーをかけてます。
その前への力を利用し、相手を軸にしてくるっと1回転することで、相手と入れ替われ前を向け、次のプレーにつなげられる。シンプルなターンですがとても奥深く、相手の逆を簡単にとれるターンです。
シャビ選手のプレーを参考にしながら、自分の武器になるようにトレーニングしてみてください。
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