【パスを通した後の動き】制限付きボール回しで次のプレーを予測できる力を養おう!

©Photo:pixabay.com[KeithJJ]

皆さんこんにちは。ACミランアカデミーでコーチをしているアキです。

今日は、ジュニア向けのトレーニングをご紹介します。

このトレーニングでは

  • 状況判断能力
  • ボールコントロール
  • パス精度

が鍛えられるトレーニングです。

パス回しはサッカーの基本

ボールコントロール技術を高めるにはボール回しが最適でレベルやカテゴリを問わず簡単に取り組めてなおかつタッチ数やフリーマンの導入などでバリエーションをより豊富に変化させられるのも特徴です。

サッカーをするうえで個人のテクニックの前にまずパスがつながらなければその先の戦術を落とし込む作業も難しいのでまずはパス能力の向上を優先的に取り組みましょう。

今回は基本的なボール回しトレーニングに制限を加えたメニューを紹介します。数あるトレーニングメニューの中でもボール回しは基本的なトレーニング、かつ楽しみながら行うことができるのでチームのコミュニケーション向上とリラックス効果も期待できるので是非参考にしてみてください。

4vs2のパスコース制限トレーニング

【やり方】

  1. コートを半分に区切る
  2. 半分にしたライン上にマーカーを2個一組で等間隔に置く
  3. ハーフラインそれぞれに2v1で選手を配置しボール回しスタート
  4. ハーフラインを超えた味方へのパスは必ずマーカーの間を通す
  5. 2タッチ以内でパスを行い、マーカーの間へのパスはダイレクトパスのみ
  6. ハーフライン間の選手移動は自由
  7. ボールを奪った選手はパス側と交代

【ワンポイントアドバイス】

  • ディフェンスにパスコースを予測させない
  • ボールを受けやすいポジションを常に探す
  • 声を出してボールを要求する

ボールのタッチ数と反対エリアへのパスコースを限定したボール回しトレーニングです。コート内は選手の移動に制限はありません。自由に行き来することが可能ですが、ハーフライン間のパスは中央のコーン3箇所の間を必ずダイレクトパスで通さなければなりません。

ディフェンスはダイレクトパスとコースが限定されたパスに対してインターセプトを狙いましょう。パスの出し手はタイミングをずらすフェイントをいれたパスやアウトサイドパスなども使いながら相手の逆を取りつつ、パスを出した後はスペースを見つけてポジション変更から次のパスを受けやすい位置取りを必ず行いましょう。

パスを受けやすいポジションをとりながら数的優位を作り出せる次の動きを意識することがポイントとなります。パス・ポジショニングと併せてボールを失わない技術も鍛えていきましょう!

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