皆さんこんにちは。ACミランアカデミーでコーチをしているアキです。
今日は、ジュニア向けのトレーニングをご紹介します。
このトレーニングでは
- ボールコントロール技術
- パスの精度
- 落ち着いた状況判断
- 数的優位を作る動き
が鍛えられるトレーニングです。
緊張感を保つボール回し
ボール回しは基本的なトレーニングで、チームでも普段からよく取り入れていると思います。ボールコントロール技術を高めるには最適で、かつ楽しんでトレーニングできるのでチームのコミュニケーションとリラックス効果も得られます。
試合中にパスが味方に通らなければチーム戦術をいくらトレーニングで徹底しても意味がなくなってしまうのでチーム練習でパストレーニングは必ず行いましょう。
今回は定番のボール回しにパスコース制限を設け、すこし緊張感を足したトレーニングを紹介します。守備のプレッシャーを受けた状態で数的優位を作りつつ、限定されたパスコースを通すことでパス精度を高める目的があります。是非普段のボール回しトレーニングの延長に取り入れてみてください!
5vs2のパスコース制限トレーニング

【やり方】
- ピッチの半分を使い、コーンで半分に区切る
- 半分にしたハーフライン上にマーカーを2個一組で等間隔に置く
- ハーフライン片方で3vs2、もう片方は2人を配置(5vs2)
- ボール回しを行う
- ハーフラインを超えた味方へのパスは必ずマーカーの間を通す
- ハーフライン間の選手移動は自由
- 鳥籠の要領でボールを奪った選手はパス側と交代
【ワンポイントアドバイス】
- パスコースを常に意識する
- 数的優位を常に作り出す動き
- ボールを失わないポジションを意識
ハーフラインをまたぐ味方へのパスのみパスコースを限定した、制限付きボール回しトレーニングです。3vs2と2人の味方を両サイドで分けて配置しボール回しをスタートします。選手の移動に制限はありませんが、ハーフライン間のパスは中央のコーン三箇所の間を必ず通さなければなりません。
このトレーニングはボールの動きに合わせて常に数的優位を作れるようにポジションを流動的に動かしてポゼッションし続けることがポイントです。パスコースが制限されているため、パスの受けての動き出しと相手ディフェンスを引き出して逆をつくプレーなどが必要になってきます。
ただ単純にボール回しをするだけでなく、数的優位を作り出すポゼッションと味方との連携を高めつつ、逆サイドの選手を意識しつつサポートの選手をうまく使いながらボールを失わない個のテクニックも合わせて鍛えていきましょう!

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