【ジュニア世代から始める攻撃トレーニング】4vs4+サーバーのトレーニングで数的優位を作り出す意識を持とう!

皆さんこんにちは。ACミランアカデミーでコーチをしているアキです。

今日は、ジュニアから各世代向けのトレーニングをご紹介します。

このトレーニングでは

  • 数的優位の作り方
  • ファーストタッチの技術
  • サポートの選手の使い方
  • オフザボールの動き
  • 空間認知能力

が鍛えられるトレーニングです。

数的優位の状況をいかに作り出すか

局面を優位にするには相手より多くの選手を攻撃に割くことができるかが一つの要素となっています。そのためにはピッチの状況を素早く判断する空間認知能力や味方選手の動きをサポートするオフザボールの動きがポイントです。

ボールを持っている選手はサポートに動いた選手をうまく使いながら局面を有利に展開することが重要です。サッカーはポゼッションを高めて試合を支配することが目標ではありません。あくまでも得点チャンスを作り出し相手よりも多くのゴールを奪い試合に勝利することです。

選手個々の能力向上は当然ですが、今回紹介するトレーニングを参考にチームとして相手より有利な状況を作り出して前に攻める形を特に意識しましょう。

4vs4+サーバートレーニング

【やり方】

  1. コーンを使用しハーフラインのないピッチを作る
  2. ミニゴールを配置する
  3. 4vs4にチーム分け、ミニゴール脇に+1人サーバーをそれぞれ配置
  4. ピッチ内の味方からゴール脇の味方へパスを送りスタート
  5. パスを受けたゴール前の味方はそのままドリブルを開始してピッチに侵入
  6. パスを出した選手はゴール前へ(入れ替わる)
  7. 両チームで得点を競う(シュートはパスのみ)
  8. ゴール前の選手へパスを出した場合5・6の手順で入れ替わる

【ワンポイントアドバイス】

  • ボールを受けて前を向ける形を作る
  • ファーストタッチを丁寧に行う
  • オフザボールの動きを見逃さず味方のサポートをうまく使う
  • ポジションとボールの動きを把握する

味方選手をうまく使うことがポイント。ボールを持っている選手は味方選手のサポートの動き出し1つでプレーの選択肢をより多く持つことができます。

攻撃の組み立てのスイッチをどこにするか?また、相手守備を崩すためにどのタイミングで仕掛けるのか?連動したプレーを意識しましょう。後方にいる味方選手へのパスで立て直しを図る際はボールロストしないよう十分に気をつけてパスコースを作り出す動きで縦への突破を繰り返し行います。

守備の選手が横並びになっていて崩すのが難しい場面では、相手を引き出す動きがより効果的です。味方選手同士が指示を出し合い、相手をおびき寄せ数的優位を作り出す動きを取り入れましょう。

そして、ピッチ全体のポジションの把握も必要不可欠です。どこに味方がいて、どこを突破すれば得点につながるか。また、どこを突破されると失点につながるかを選手個々が把握することが大切です。チャレンジとカバーのプレーをしながらサポートの選手の動きをうまく使いフィニッシュの流れを形にしていきましょう。

このトレーニングは攻撃の形を繰り返し行うことができるので、ゴールへ向かう意識をチームに根付かせ、連携を高めるのに効果的なので是非取り組んでみてくださいね!

◆関連記事◆
【ジュニア世代必須トレーニング!】GKなしの制限付き4vs4ミニゲームで駆け引きを養おう!
【各世代必須の攻撃トレーニング!】7vs7(4vs3+3vs4)で縦への攻撃意識を身につけよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です