みなさんこんにちは、ACミランアカデミーでコーチをしているアキです。
今回は、ジュニアユース、ユース世代に必須な技術を習得するために大切なポゼッショントレーニングをご紹介します!
いいポゼッションとは
例えば、立ち止まっている相手と向かって来る相手。どちらが怖いですか?
向かって来る方が、何かしてくるんじゃないかと警戒しますよね。
それと同じで、サッカーでも常にゴールに向かってくる攻撃は、守備側としては脅威になります。
縦や横、時には後ろにボールを動かしつつ、常にゴールを狙うポゼッションが良いポゼッションとなります。
このトレーニングでは、攻守の切り替えを意識しながら、ターゲットへ向かうための効率のいいトレーニングになっています。
また、ピッチを最大限広く使うことも意識してみましょう。
より広いスペースがある方がボール支配率を高めやすいです。
一人一人のポジショニングを意識して、トレーニングに取り組んで身ましょう!
5対2- 3チームによるボールポゼッション

【やり方】
1. コーチのスタートの合図で、AチームはBチームを相手にボールポゼッションを開始する。5対2となる。
2. ボールポゼッションを行うチームの目標は、相手チームにボールを奪われることなく5本連続でパスを成功させること。もし、ボールポゼッションしているチームがパスを5本通すことに成功したら、反対側のゾーンにいるチームにボールをパスすることができる。そうすると中央のゾーンにいた2人のDFが、ボールを奪うためにそのパスが出されたゾーンに入る。
3. もし、ボールポゼッションしてないチームがボールを奪ったら、中央のゾーンにいる3人の仲間がボールポゼッションをサポートするためにサイドのゾーンに入ってくる。
4. ボールを失ったチームの3人は中央のゾーンに移動しなければいけない。残り2人のプレーヤーはその場に残り、DFになる。
【ワンポイントアドバイス】
- 相手プレーヤーを避けるために有効なポゼッションのためのトライアングルを作る
- ネガティブ・トランジションに配慮する。ポゼッションを失ったら、仲間が移動している間にも素早くボールに一番近いプレーヤーがプレスに行く。
- ボールを受けるときの体の向きに注意する。常にピッチの広い方が見えるような視野を確保する
- ボールを持っているプレーヤーに対して、いかなる時もパスコースを確保するために必要最低限の仲間がサポートに入る。(少なくとも前と後ろへのパスコースを作る)
- ボールホルダーに一番近いプレーヤーは、ボールを奪うために仲間と連携を取り、どのような形でボールにアプローチするかを選択する。

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