【全世代必須トレーニング】イタリア流!4v2→6v4へ早い攻守の切り替え

皆さんこんにちは。
現在ACミランアカデミーでコーチをやっているトミーです。

今回は、攻守の切り替えをトレーニングするために大切なポゼッションの練習を伝授します。
このトレーニングは全世界でプロチームが行っているトレーニングで、上達するには非常に大切なトレーニングです。
是非取り組んでみてくださいね!

ポゼッション練習の大切さ

サッカーにおけるポゼッションとは、ボールを所有・所持している状態、つまりボールをキープしている状態のことを呼びます。

ここ数年、ポゼッションサッカーは全世界で主流となり、耳にすることも多くなったのではないでしょうか。
ポゼッションサッカーの特徴は、自チームがボールをキープしている限り相手に得点を奪われることはないという点にあります。。しかし、ボールをキープし続けるには正確なパスやトラップ、素早いサポートなど高い技術が必要不可欠です。

しかし、意識しないといけないのは、いくらポゼッション率が高いからといって、必ず試合に勝てるわけではありません。サッカーの目的はあくまでも「点を取る」事です。つまり、「ボールを保持するためにポゼッションを行う」のではなく、「相手の隙を作るためにポゼッションを行う」、ということは常に意識してください。

攻守の切り替え、「トランジション」について

トランジションとは、タイトルの通り、攻守の切り替えです。
では、なぜトランジションが大切なのでしょうか?

先ほど説明した通り、現代サッカーはポゼッションサッカーと言われ、ボールを所持することで攻撃の糸口を探ります。
相手にボールを奪われると、相手はなるべく長くボールを保持しようとします。
そのため、ボールを奪われたらすぐに取り返すことや、ボールを奪ったら早く攻撃に繋げられるようにすることが求められています。

また、トランジションには2種類あります。

  • ポジティブトランジション(守→攻)
  • ネガティブトランジション(攻→守)

どちらも大切な戦術です。では、この意識改善を効率良くトレーニングできる方法を伝授します!

4v2→6v4のトランジションを意識したポゼッショントレーニング

【やり方】
1. 4v2のボックスと6v4のボックスを作る(広さは自由)
2. 4v2のポゼッションから始まり、ボール保持しているチームは20パスを目指す
3. ボールを奪ったら、奪ったチームは味方にパスを繋ぎ、通れば6v4でポゼッションを行う
4. ボールを奪われたら、また4v2からスタート

【ワンポイントアドバイス】

  • とにかく攻守の切り替えを早く。奪われたらすぐ奪い返すことを意識する
  • 止まる選手がいないかを確認する。止まっている選手がいたら指摘してあげる
  • タッチ制限やグリッドを狭くする事によって選手に負荷が掛かり、トレーニング効果が更に期待できる

ポゼッションやトランジションのトレーニングは、選手にとってすごく大切なトレーニングです。このトレーニングは海外では主流のトレーニングですので、ぜひ取り組んでみてくださいね!

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