新たな技術の習得には反復トレーニングが必要
サッカーには主に下記の7つの技術的な要素があります。
- ボールを蹴る
- ボールを止める
- ボールを運ぶ
- ヘディング
- スローイン
- GKスキル
- コンタクト(接触)
以上の7つです。また、それぞれの要素の中にも細かな種類があります。例えば、ボールを蹴るという技術の中にはシュート、パスがあり、さらにそこからインサイドキックやアウトサイドキックといった種類にも分けられます。このように細かく分類するとサッカーには多くの技術的な要素があり、それらを新たに習得するために反復トレーニングが必要となります。そして、その技術の難易度によって必要な反復回数は異なってきます。今回は新たな技術の習得に必要な反復トレーニングの1例を紹介します。
◆関連記事◆
単純なトレーニングに意味を持たせよう!想像力を伴う反復練習とは
1 オーガナイズ
テーマ
ボールを止める(コントロール、方向付したコントロール)
キーファクター
- コントロール
- 方向付けしたコントロール
トレーニング難易度
易
インテンシティー
中
選手
2人以上
アクティブタイム
10-15min
道具
- ボール
- コーンorマーカー
2 トレーニング方法

- 青は赤にパス。
- 赤はグリッド内でボールを止めて、次のタッチでグリッドの外にドリブルで出て反対側に移動。
- 青はパスを出したらグリッドの中に移動。
◯バリエーション
- 赤は最初のタッチでグリッドの外に出る。
- 青のパスをスローインで行い、赤はボールに合わせた体の部位でコントロールする。(胸、もも等)
◆関連記事◆
3 ポイント
技術(動作)を限定する
技術を習得するまでは、選手に選択肢を持たせたり、シチュエーションの中でトレーニングをさせることはあまり良くありません。まだ技術を完璧にこなせない状況で選手が取り入れる情報量が多くなると、技術の習得が中途半端になってしまうからです。もちろん個人差もありますので、選手個人にあったアプローチを意識しましょう。
1つのセッションでの反復時間は短めに
選手が子どもだった場合、子どもの集中力は短く、集中が途切れてるため、長時間の反復トレーニングは無意味となってしまいます。
もちろん大人でも同じことを長時間繰り返すと飽きがきてしまい、効果的なトレーニングに繋がりません。1つの技術の反復時間は長くても10分程です。その後は別のセッションで、違ったオーガナイズで同じ技術の反復トレーニングを行うか、また次のトレーニング日に同じトレーニングを行いましょう。
トレーニングと合わせてプロテインも活用してみましょう↓
◆関連記事◆
単純なトレーニングに意味を持たせよう!想像力を伴う反復練習とは
意識するだけで変わる!パス&コントロールの反復練習
小学生向け【練習メニュー】素早いコントロールからシュートを決めよう!
コメントを残す