狭いスペースでのテクニックが身に付くトレーニング
サッカーではよく団子サッカーという言葉を耳にします。団子サッカーとは、試合中にボールの近くに多くの選手が集まってしまうことを言います。小学生(特にUー8)でこの光景を目にするかと思いますが、小さい子どもたちは「ボールに触りたい」「シュートしたい」「ドリブルしたい」とだけ考える子がほとんどで、このようになってしまう事は当然です。
そんな小学校年代で身につけるべき事は「団子サッカーにならない為にどうすればいいか?」ではなく「狭いスペースの中でも発揮できるテクニック」です。
1 オーガナイズ
テーマ
狭いスペースでのテクニック
キーファクター
- ドリブル
- フェイント
- 反応
トレーニング難易度
中
インテンシティー
高
選手
8~12人
アクティブタイム
10~15 min
道具
- ボール(1人1球)
- マーカー
2 ルール
- 2チームに分かれる(図では赤と青)
- 赤は大きなグリッド(黄)と小さなグリッド(赤)の間を自由にドリブル、青は小さなグリッド(赤)の中をドリブル
- コーチの合図で赤と青が場所を入れ替える
バリエーション
- コーチが出す合図は音(声や笛)ではなく、動作(手を上げる等)で行う
- 利き足とは逆の足でドリブルする
- 合図で1vs1がスタート(コーチが言った色がディフェンスとなり、ボールを置いて相手チームのボールを奪いに行く)
3 ポイント
狭いスペースでのドリブルはよりタッチを細かく
狭いスペースと広いスペースではドリブルの方法は変わります。狭いスペースではよりタッチを細かく、いっぱいボールに触る事、広いスペースでは常に顔を上げて周りの状況を把握すること意識しましょう
1人がボールを触る回数を増やす、競争意識を持たせる
小学校年代(特にUー8)で大事な事は自分とボールの関係性です。選手がボールに触る回数をなるべく増やしてあげましょう。また、競争意識を持たせる事も大事ですので、どんなトレーニングにもバリエーションとして競争形式のルール(対人も含めて)を入れてあげることをお勧めします。自分とボールの関係や競争を多く経験すれば、自然と様々な状況に適応できるテクニックが身に付くはずです。
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