【練習メニュー】縦と横のパスを切断! 中盤で相手を自由にさせないための守備トレーニング!!

相手に中盤で自由にプレーされるほど、守備時に疲れることはありません。特にFWに縦パスを通されたり、大きくサイドチェンジされたりした時は、とても緊張して疲弊します。そんな事態になる前に、組織的に縦パスとサイドチェンジを上手く封じ込めるようにトレーニングしていきましょう!

1 オーガナイズ

テーマ
-中盤での組織的ディフェンス

キーファクター
-チャレンジ&カバー
-縦パスラインの阻止
-サイドチェンジの阻止
-コミュニケーション

トレーニング難易度
-難

インテンシティー
-中

選手
-9人

アクティブタイム
-10min

道具
-ボール
-マーカーorライン
-大ゴール
-小ゴール

2 トレーニング方法

 

  • OF(青)が手前のエリアから攻撃スタート
  • OFは奥のエリアにいるFWにパスを渡し、大ゴールを狙います
  • または手前のエリアにある小ゴールを狙います
  • OFもDF(黄)も、自分がいるエリアから移動することはできません
  • 手前のエリアのDFがボールを奪ったら、3つの小ゴールの内1つを目指します
  • 奥のエリアのCBがボールを奪ったら、手前のエリアのDFにパスします
  • 手前のOFがボールを奪い返したら終わり、奥のエリアのOFがボールを奪い返したら再びゴールを目指します

3 ポイントと解説

守備の基本となるチャレンジ&カバーを意識する

中盤での守備をイメージしたトレーニングですが、ベースとしては他の場所でやる守備の考えと変わりません。ボールホルダーに直面している選手がチャレンジャーとなり、近くにいる選手がカバーに入ります。この時、カバーに入る選手がチャレンジャーに近寄りすぎると、自分が担当している相手(またはエリア)にボールが入った場合、素早く対応できなくなるので、距離感を大切にしましょう。

縦と横を意識した守備でサイドチェンジを封じ込める

密集しているスペースから、広いスペースへパスをするサイドチェンジは、OFの攻撃のスイッチが変わる要因です。DFはできる限りこれを阻止させる必要があります。しかし、横パスを意識するあまり、縦への突破の対応が手薄になってしまっては本末転倒です。先程のチャレンジャー&カバーを意識しつつ、大きなパスができないようにポジションを取りましょう。

もしも、縦への対応で精一杯な時は、優先順位として縦に対する守備を第一に考えます。

横のスライドで「横→縦」のパスワークを防ぐ

手前のエリアで、OFがポジションの入れ替わりやパスのリズムを変化させることによって、DFの対応が追いつかなくなる時があります。その時、真ん中にいる選手は、相手FWへの縦パスを阻止する意識をベースに持ちましょう。特に横パスからダイレクトで縦に入れるコンビネーションパスは、DFにとって予測が取りづらく危険です。そのため、予め真ん中に居る選手が守るべき守備の約束を徹底できるように指導することが大切です。


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