「空間認知能力」とは、「空間」を正しく「認知」する能力のことを言います。つまり、物のある場所・向き・大きさ・姿勢・物体同士の間隔などを素早く正確に認知する能力です。
サッカーにおいて空間認知能力が低いと、ボールを蹴る距離やタイミング・速さの予測などの感覚を把握することが難しくなります。
そこで、空間認知能力を高めるトレーニングについて紹介します。主にパスを用いた2人でできるトレーニングです。「YouTube」の動画を参照しながらご覧ください。
10種類のトレーニングメニュー
(用意する物)
・サッカーボール2つ
・テニスボール又はソフトボール(Tボールに使用する柔らかいボール)
(トレーニングメニュー)
①2つのボールを使って、ダイレクトインサイドパス
②2タッチインサイドパス(同サイド)
③2タッチ・インサイドパス(逆サイド)
④手で投げる+インサイドパス
⑤ワンバウンドで投げる+インサイドパス
⑥2つのボールでインサイドパス+小さいボールでキャッチボール
⑦リフティングパス交換+パス交換
⑧リフティング+手でワンバウンドパス
⑨リフティング続けながら+手でパス
⑩リフティング+ドリブルで回る+パス交換
※こちらがトレーニングメニューの動画です。
動画=YouTube:2人でできるトレーニング!サッカーに必要な【空間認知力、コーディネーション能力】を養おう
ポイント
このメニューの内容を見ていると、以下のことが分かります。
- 選手2人の間の距離が短い
- ボールは、最低2つ使用している
- 相手との距離を考えた速さで、ボールを蹴る
- ボールを「止める」「蹴る」足を、左右どちらにするか意識している
- ボールを「蹴る」と「投げる」動作のときは、同時にやっていない
ボールは「蹴る」「投げる」動作で、空間の中を移動します。相手の位置や距離を確認しつつ、ボールを蹴るタイミングや速さなどを認識できるようトレーニングしていきましょう。
サッカーにおいて空間認知能力の高くなると、味方と相手選手の位置確認からボールの軌道や速さなどを瞬時に見極める力がつき、質の高いプレーができるようになります。
トレーニングメニューは全部で10種類あります。自分の状況に合わせたトレーニングを段階的にしていきましょう!
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