シュート後、相手のリスタートが始まったにも関わらず、攻守の切り替えができていない選手はいませんか?
相手はシュートを打たれた後、数的有利になろうと素早いリスタートを切り、組織的な守備が作られる前にアクションを起こしてきます。このトレーニングはそんなシュート後に起こる「逆襲」を回避するために必要な切り替えに注目した内容となっています。
1 オーガナイズ

テーマ
-守備になった時のプレッシング
キーファクター
-攻守の切り替え
-フィニッシュ
-数的振りでの守備
トレーニング難易度
-難
インテンシティー
-中
選手
-12人程度
アクティブタイム
-20min
道具
-ボール
-マーカー
-大ゴール
-コーン
すべては試合から逆算する。「技術と戦術をわけて考える」からの脱却
2 トレーニング方法

- ボールを持っている青は、前にいる味方にパス
- 受けた味方はペナルティエリア外に落とします
- 落とされたボールをシュート

- シュートした瞬間にゴール横にいる黄が攻撃スタート
- 青は2人でコーンのゴールを守ります
- サイドにいる2人のフリーマンと一緒にコーンのゴールを目指します
- フリーマンのシュートはあり。サイド以外の場所へ移動も可

- 黄のボールを青が奪ったらフリーでシュートができます
- 黄がさらに奪い返したらプレーは終わります
すべては試合から逆算する。「技術と戦術をわけて考える」からの脱却
3 ポイントと解説
青はシュート後、できるだけ早く黄のボールにアプローチする
オレアーダ(スペイン語で「波」、一方向へのプレーを意味)は、攻守の切り替えのトレーニングにうってつけのオーガナイズです。攻撃方向をしっかりと定めることで、選手達は実戦に近い形でプレーができるからです。
このトレーニングのポイントは、シュート後にできる限り素早く黄のボールにアプローチすることです。ただ近づくのではなく、サポートに入っている他の黄へのパスラインを消しながら行う必要があります。こうすることで、黄のボールホルダーは余裕を持った判断がしにくくなり、またパスやドリブルの精度を欠く効果もあります。
最後はシュートコースを限定する
とはいえ、ここでは数的不利の状況を変えることはできないので、2人の青は黄がシュート打つ時にコースの限定を行います。GKと上手く連携しながら、相手のシュートアングルを削っていきましょう。
すべては試合から逆算する。「技術と戦術をわけて考える」からの脱却
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