サイドチェンジをした時に相手にボールを取られてしまい、手薄なスペースを突かれて痛手を負ってしまうシーンはありませんか? もちろんサッカーなので、ボールを絶対に取られないということはありません。そのため、もしもボールを取られてしまった時に、できるだけ相手の自由を封じ込められるようにする必要があります。
このトレーニングでは、フィニッシュを目的にしながらも、ボールロストの際に自動的にプレスがかけやすい状況を認識させる内容となっています。
1 オーガナイズ

テーマ
-守備になった時のプレッシング
キーファクター
-スライド
-3対1の数的優位での守備
-サイドチェンジ
トレーニング難易度
-中
インテンシティー
-中
選手
-16人
アクティブタイム
-20min
道具
-ボール
-マーカー
-大ゴール×2
2 トレーニング方法

- GKからスタート
- 攻撃グループはフィニッシュをする前にかならずサイドチェンジを行います
- サイドチェンジは中央のレーンを経由しても可
- サイドチェンジを行ったら、ボールサイドと中央のレーンに攻撃グループは移動します
- フィニッシュ時にボールがないサイドレーンに攻撃の選手がいたらペナルティで、ボールは相手グループに渡ります
- 守備グループがボールを奪ったら、サイドチェンジする必要はなくそのままフィニッシュに向かえます
3 ポイントと解説
ボールホルダーに対して2人のサポートが入る
中央でもサイドのレーンでも、ボールホルダーに対しては2人のサポートが入るようにします。攻撃時においてはパスラインの形成となり、もしもボールが奪われた時にはそのままプレスとカバーリングを行う役割を担います。


このトレーニングで一番大切なアクションは、このボールホルダーに対して、常に2人のサポートが入るようにグループ内で意識やコミュニケーションをとることです。
選手には「良いサポートができていると、良い攻守の切り替えができる」ということを伝えましょう。
プレー人数はカテゴリーやレベルによって調整する
サイドチェンジ時の移動スピードや戦術の理解度は、カテゴリーやレベルによって現象が変わってきます。そのため、ピッチサイズを含めたオーガナイズは柔軟に変化させましょう。
もし、ポゼッションが上手く回らない時は、フリーマンを1人入れるなどして対応しましょう。
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