バルセロナ以外のロンドも参考になる
攻撃時はピッチを広く使うことがサッカーの基本ですが、時にはそうはいかない場合もあります。選手たちはそんな時に、組織としてどうやって打開すればよいかを理解する必要があります。
高いインテンシティーのなかで、ビルドアップ中にパスコースやその他の選択肢を同時に持てるようになるトレーニングを積むことで、徐々に狭いスペースでも勝負できるレベルになっていきます。
ドイツ1部リーグのバイエル・レバークーゼンのロンドトレーニングを参考に、狭いスペースから展開するためのコツをご紹介します!
動画=YouTube:MobileRondo’4+1v2′-BayerLeverkusen-RogerSchmidt
1 オーガナイズ
photo=サカレコ
テーマ
-ボールポゼッションからの展開トレーニング難易度
-難インテンシティー
-高選手
-7人アクティブタイム
2~3min道具
-ボール×1
-マーカー×6
-ビブス2色キーファクター
-パス
-DFの連動
-認知
-3人目の関わり
-インテンシティー
ルール

photo=サカレコ
- OF(青)は片方のグリッドに4人、逆側に1人が入ります。
- 中のDF(赤)は2人です。
- OF4人のグリッドでボールポゼッションを行い、反対の味方にパスすることを目的とします
- DFはボールカットを狙います
- OFは決められた数パスを回したら逆サイドに展開します
- 展開したらOF3人とDF2人は移動し、ボールポゼッションを行います
3 ポイント
センターにいるOFはターンをせずにボールを反対のグリッドに通すパイプ役となる
トレーニングは、OFがダイレクトでパスを回さないとポゼッションができないくらいのグリッドで行います。目的はボールポゼッションからの展開です。展開するグリッドに一番近い場所にいるのはセンターラインにポジションを取っている選手ですが、実は一番展開がしづらいポジションでもあるのです。
なぜかというと、センターにいる選手が他の3人のからボールを受けた時、反対のグリッドに背を向けた状態になり、ターンをしなければならないからです。スペースに余裕があれば一番有利なはずがここでは4人の中で一番難しいポジションになります。
そう考えるとこの選手が意識しなければならいことは、他の3人が反対のグリッドに叩くサポートとして、何をしなければならないかということです。ひとつのパターンとして、センターの両端にいる選手とパスを回しながら、DFをどちらか一方に寄せ、空いているスペースにいる味方に正確に落としを行うことです。実際の試合で言うと、SHがFWに当てて、FWがMFに落としサイドチェンジするイメージです。
DFは狭くても連動してボールを奪う意識を持つ
このトレーニングの成果はDFの質に大きく関わります。スペースが狭く、つい単独でプレスに行ってしまいがちですが、常に二人はパスを間(門)に通させないよう距離感を保ちながらプレスをかけていきましょう。
1st DFのプレスによって2ndDFの立ち位置やプレスの強度も変わってくるので、コミュニケーションを取りながらお互いの立ち位置・プレス強度・距離感を意識する事をコーチングしましょう。
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