初回のペップ・グアルディオラの芸術的なサイドチェンジの解説! 中盤で自然と数的有利な状態ができるオフ・ザ・ボールの動き!!と第2回「ペップ・グアルディオラの芸術的なサイドチェンジの解説(パート2)! 居るだけで相手守備を崩壊させるSBのポジショニング!!」では、サイドに展開するために必要な動きを確認しました。
最終回となる本テーマでは、反対側のサイドチェンジする方のサイドでボールを受ける選手が、どのように動いたら効果的に相手を脅かすプレーになるのかを説明していきます!
動画=YouTube:[Part3: Pep Guardiola’s The Art of Switching]
逆サイドにいるWFが開くのが基本
![©Photo:unsplash.com[Jeffrey F Lin]](https://sakareko.com/wp-content/uploads/2019/10/jeffrey-f-lin-6k0VD3xNw6U-unsplash-1-1024x682.jpg)
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WFが開きます。これが逆サイドの選手の基本となります。
ボールから遠ざかる攻撃的MF(青10)は相手CB(赤5)とFB(SB赤2)の間で待ちます。下手に動くとせっかくWFが作ったスペースに相手DFを引き連れていってしまうので注意が必要です。
時としてWF(青7)が中に入り、SB(青3)が外に出ることがありますが、本質的には同じです。ここではFWは我慢して動かないようにします。
基本的にボールから遠いサイドのポジショニングはたいてい固定されて大きな動きはないので、攻撃側の選手たちはさほど見なくてもサイドチェンジします(トライします)。
攻撃的MFは外側にスペースを作る動きを担う
ボールから遠ざかっている攻撃的MF(ボランチ)は、サイドチェンジのスペースを作るために相手SBを内側に捕まえます。
サイドチェンジでボールが入った時、攻撃的MFには様々な役割がある
ボールがサイドチェンジされる際、この攻撃的MFはいくつかの役割を担っています。
- ペナルティーハーフエリアへの侵入
- 相手MFの押し下げ
- 2v1の状況の創出
- セカンドボールorカウンタープレッシング
攻撃的MFがいない場合、ボールを受けた選手は孤立してしまう
もしも、ボールがないサイドで攻撃的MFがいなかったら、WFはサイドチェンジ後に孤立してしまいます。
攻撃的MFはクロスやフィニッシュにも参加する
攻撃的MFはサイドチェンジをサポートします。例えばサイドチェンジされたボールをマイナスで受けてクロスを放ったり、ボックス(ペナルティーエリア)へ走りこみフィニッシュに参加します。
- 相手DFを引き寄せて受けたボールをサイドにはたく
- ボックスに入りフィニッシュに参加する
- 「1」「2」の複合パターン
結論 サイドチェンジの際は各選手が正しいポジショニングを理解することが大切
多くの選手がボールの近くにいるよりも、より重要なことは正しい場所に各選手がポジショニングを取ることにあります。
それではどれだけ理解できたか、実際の映像を見ながらおさらいしてみましょう。
字幕は英語ですが、ここまで読んでくれた方ならプレーを見るだけで理解できるはずです!!
動画=YouTube:[Part3: Pep Guardiola’s The Art of Switching]
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