技術と同じくらい大事な認知能力を鍛えよう
試合中、目の前にDFが3人も4人もいるのに縦パスを入れてしまいボールを奪われるシーン、ありませんか?
プレッシャー、サポート、パスの技術……、原因は色々あると思いますが、そういったプレーミスの確率を下げるには、認知の力を向上させる必要があります。
そこで、プレーに必要なビルドアップを身につけるためのサッカー練習メニューを紹介します!
動画=YouTube:Sectoral Game ‘4+3v4+3’ Rodolfo Arruabarrena
1 オーガナイズ
テーマ
-ビルドアップトレーニング難易度
-中インテンシティー
-中選手
-14人アクティブタイム
5-8min道具
-ポール×8
-ボール×1
-マーカー
-小ゴール×4キーファクター
-認知
-パス
-コミュニケーション
-体の向き
-コントロール
-攻守切り替え
2 ルール
- 赤と黒グループそれぞれ4v3でグリッドにつきます
- 各グループはグリッドから出ることはできません
- 各グループはグリッド内ならば自由に動けます
- 各グループは相手の背後にあるゴールをシュートで目指します
- ボールを持っていないグループがボールを奪取したら攻守が切り替わります
- ボールロストやゴールが決まったら相手グループの後ろのラインからスタートします
3 ポイント
一個飛ばしのパスで縦パスのラインを作る
前線のグループ人数は4人でゴール側の守備人数は3人。数的に考えると人数が多い攻撃側が有利に見えますが、単に隣の人にパスを繋いでいては縦パス(ここではフィニッシュ)は成功しません。
考えることはどうやって相手3人の横のバランスを崩すかです。例えば右側に3人を寄せて、その間に左に空いた縦のパスラインを突く、といった具合です。
ひとつのアイデアとして、横パスをする時に隣の人を飛ばした一個飛ばしのパスをするというものがあります。1人分のパス&コントロールの時間が減るわけですし、パスのほうが人の移動より速いので、相手をどこかに寄せる場合に効果的です。
グループ全員でボールを循環させる工夫をする
このトレーニングの特性上、前線の4人でボールを回す時間が増えてしまいます。しかし、ボールの移動に奥行きを持たせるために後衛の3人を経由することは実践に近い状態でトレーニンを行う上で大切です。
そこで追加ルールとして「前線にボールが入ったら30秒以内にフィニュッシュか後衛に下げないといけない」などを盛り込むと、選手たちは後ろにも意識を向けるようになります。
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