ジュニアのトレーニングだと
- 技術練習
- シュート練習
- ゲーム
のオーガナイズの流れが多いのではないでしょうか?
もちろんそれもありですが、組織的な守備や攻撃の仕組みを理解するトレーニングを取り入れることも大切です。
「えっ、ジュニアには難しいんじゃない?」と思うかもしれませんが、出したい現象がガチっと出してそれについて質問すると、意外と反応してくれます。試合中にベンチから「上がって」「我慢して」とコーチングすると思いますが、こういったトレーニングを体験していると、言われていることをより深く理解できるようになります。
1 オーガナイズ

テーマ
-組織的攻撃と守備の攻防+切り替えトレーニング難易度
-中インテンシティー
-高選手
-13人アクティブタイム
10-15min道具
-大ゴール
-小ゴール×2
-マーカー
-ボールキーファクター
-切り替え
-チャレンジ&カバー
-奥行きと幅
-パス
-コミュニケーション
-体の向き
-コントロール
-フィニッシュ
-認知
※キーファクターが多いトレーニングですが、すべてに対して選手に指摘してしまうと、学ぶべきテーマから遠ざかってしまうので注意が必要です。
2 ルール

- 赤が攻撃、黄が守備、紫がGKです
- 赤はGKがいる大ゴールを狙います。守備はボールを奪取したら左右にある小ゴールを目指します
- 攻撃はMF2枚、WG2枚、FW2枚、守備はラインを形成した4枚とMF2枚のイメージです
- 真ん中のグリッドには赤は3人、黄は2人しか入れません
- 赤はグリッドの人数が4人以上にならなければポジションを流動しても構いません
- 時間またはカット数でローテーションします
3 ポイント
真ん中を崩される前にボールより後ろにポジションを取る
組織的守備で大切なのは守備のラインにボールを前進させないことです。なぜならボールが通過されるということは、守備に当たる人数が減ってしまうからです。そのため、ここではまず真ん中の守備的MFのラインが突破されないようにアラートさせましょう。もしボールが攻撃的MFに入ったとしても、急いでボールより後方に回り込むことで、最悪の自体は回避できます。
チャレンジ&カバーでそれぞれの目的を明確にする
グリッドの中での守備では、チャレンジ&カバーが頻繁に行われます。その際にそれぞれの目的が何なのかをしっかりと明白に理解することで、守備にメリハリが付いてきます。
チャレンジはボールにプレスに行き、相手の自由の奪います。一方、カバーはチャレンジが抜かれた時のための準備と、中央縦のパスラインを消すようにしましょう。チャレンジに行っているからといって、必ずしも縦にパスが入らないとは限らないので用心させましょう。
守備がボールを奪ったらボール奪取者に対して前方にパスラインを作る
守備は攻撃のフェーズにするために行いますので、ボールを奪取したら素早く2つの小ゴールを目指します。その時にボールを奪った選手に対して、サポートを行うのはもちろんですが、奪われた相手の守備が組織的になる前に、前のスペースに力強く飛び出しパスラインを形成するように促しましょう。
動画=YouTube:Tarea intersectorial ataque vs. defensa + transición
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