4v2の鳥かごはどこのチームでも行われていますが、真四角のグリッドが多いと思います。
そしてボールポゼッションのトレーニングを行っているのに、いざ試合になると上手くいかない時ってありませんか?
そんな時はトレーニングオーガナイズをすこーし変えてみると、意外とあっさり意識が変化していくことがあります。
紹介するトレーニングはロンドです。しかし六角形(ヘキサゴン)の8v3の変形ロンドです。
1 オーガナイズ
テーマ
-プレーの展開トレーニング難易度
-中インテンシティー
-中アクティブタイム
10-15min道具
-マーカー×8
-ボール×1キーファクター
-パス
-体の向き
-コントロール
-サポート
-認知
グリッドのサイズ、グリッド間の距離はカテゴリやレベルに合わせてください。ボールはコーチが持ち、ボールが出たらすぐに配給できるようにしてアクティブタイムの確保しましょう。
2 ルール
- 4人一組のグループを3つ作ります
- 1つのグループの内3人が斜線部に入ります
- 残る1人はボールを保持しているグループのエリアに入りボールを奪いに行きます
- ボールを回しているチームは反対のエリアに展開することを目的とします
- ボールが斜線部を通っている時、中の人はボールを奪うことができます
- 守備グループがボールをカットまたはボールが外に出た場合は、速やかにロストしたグループと入れ替わりプレーを続けます
3 ポイント
サポートの角度が90度以上だと自然に展開しやすい体の向きになる
このトレーニングの最大の特徴は、なんと言ってもサポートの角度にあります。もし90度の四角のグリッドで同じくトレーニングをすると、ボールを貰いに行く際の体の向きは問題ないですが、そのあとに展開できずに奪取されてしまうことが起こりやすくなります。
その問題の解決は簡単で、体を十分に開けていないからです。例えば、右から来たボールを左に展開したい場合は、右足を90度以上開いておくとターンせずにスムーズにできます。
グリッドではなく、ヘキサゴンにすることで自然と90度以上で体を開きボールを貰う習慣がついてくるはずです。
展開が上手くいかない時はダイレクトを入れる
反対側にボールが行く前に、斜線部の選手に取られてしまいなかなか上手く行かない現象が出てきます。根本的に選手の技術不足である場合はサイズを広くして解消してあげましょう。
技術的に問題がないのに上手く行っていない場合は、パスのリズムが単調で守備がしやすいことが原因であると考えられます。その時はダイレクトパスを入れるように促しましょう。大切なのはパスを一生懸命することではなく「以下に守備側の対応を遅らせるか」です。
動画=YouTube:Hexagonal Rondo ‘(4+4)v(1+3)’ by Pedro Mendonça

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