ボールを使ったフィジカルトレーニング
欧州で行うフィジカルトレーニングは、オフ期間を除いて基本的にピッチ上でボールを使った内容がメインとなります。
ペップ・グアルディオラのそれも同じで、紹介するトレーニングはフィニュッシュとともにフィジカルもトレーニングできるオーガナイズとなっています。
ジュニア後半からこういったトレーニングに親しむのはとても重要なことなので、目的を明白にしながら取り組んでいきましょう!
①オーガナイズ
テーマ
-フィニュッシュを伴うフィジカルトレーニングトレーニング難易度
-低インテンシティー
-高アクティブタイム
10-15min道具
-コーン×6
-ハードル×2
-ポール×4
-ジャンプ用バー×3
-ゴール
-ボール目的
-方向転換
-リアクション
-パワーの底上げ
-パワーの出力
-パス
-コントロール
-ゴールへのシュート
ポールがない場合はコーンで代用しましょう。ジャンプ用のバーも土のグラウンドだったら石灰でマーキングするのも手です。
図の黄色い丸がフィジカルを行う選手、青色の選手はサポート役です。
②ルール
スタートは5色のマーカーが置かれている所からです。
- コーチが色を叫んだ色に素早くタッチ
- ハードルをジャンプ
- バーを一歩ずつステップして前のポールまでダッシュ
- サポーターからのパスをリターンして、1本のポールを通過後に再びボールをもらう
- 残りのポールをフェイントを入れながら抜き、フィニュッシュ
- ローテションでサポート役になる
③ポイント
ボールを使わないセッションは100%のパワーで行う
ダッシュ、ストップ、ジャンプをボール無しで行うセッションでは、100%のパワーで行うようにさせましょう。ここで手を抜くと効果がありません。
なぜならこのトレーニングは持久系ではなく、爆発的な瞬発力を養うことを目的としているからです。
フィニッシュを終えたらサポート役になって心拍を整える時間があるので、メリハリをつけさせましょう。
ボールを使うセッションは素早くかつ落ち着いて
ボールを使うセッションでは、ただパワーだけを意識させるのではなく、落ち着いてボールをコントロール下に置けるように促します。
フィジカルがメインですが、力に任せてドリブルやシュートを行っていては、実際の試合でも同じようなパフォーマンスになってしまうからです。
素早さを意識しつつも、落ち着いてアクションさせるようにしましょう。
動画=YouTube:Ejercicio de Pep Guardiola 2.0
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