日本のサッカーは他国に比べて縦へ向かうスタイルが強い傾向にあると言われています。
ただ、それがチーム全体で目指していれば相手にとって恐怖ですが、選手個人が単独で斬り込んでしまうと組織的守備の前に歯が立ちません。
本当に意味がある推進力を身につけるトレーニングを行い、縦に強いチームを構築しましょう。
①オーガナイズ
一辺30mのグリッドを作り、各辺の真ん中に10m幅のフラッグゴールを作ります。
5人のグループを作り、内3人をグリッドの中、残りを迎え合わせに1人ずつ置きます。
もう一つのグループも同じようにセットします。
ボールはコーチから出すので、予備を含め準備しましょう。
②ルール
ルールはフラッグゴールにスタンバイしている選手にパスを繋ぐことです。パスを受けた外の選手はそのまま中の選手としてプレーし、中にいた選手の1人と入れ替わります。
その後は反対側のフラッグゴールを目指します。
相手グループがボールを奪ったら、自分たちと同じ色の外の選手にボールを渡し、同じく反対側のフラッグゴールを目指します。
③ポイント
フラッグゴールからスタートする時は、スピードを意識する
このトレーニングで意識するファクターは「スピード」です。これはパス、ランニングどちらのことも言っています。フラッグからスタートする時は相手の守備が整っていないので、相手の背後突破を第一にしましょう。
この際、ボールホルダーに対して味方は、パスコースを必ず作るようにして、さらに最低1選手がボールホルダーより前の位置に抜ける動きを入れましょう。こうすることで、例え相手がしっかりと対応しても、その分守備ラインが下がるので、ボールを持っているグループはプレースペースに深さを作ることができます。
発展 外の選手のボールコントロールを制限して予測する力を上げる
基本的に外の選手はボールを貰ったら、ドリブルでもパスでも可能ですが、例えばワンタッチ縛りにするなどして難易度を上げてみましょう。
そうすることで外の選手はボールを貰う前にパスコースを把握しなければなりませんし、中の選手は反対にパスコースを作らなくてはなりません。
動画=YouTube:5 v 5 With Flag-Post Goals | Attacking Soccer with Schalke 04
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