横長のグリッドでサイドチェンジを意識させるトレーニングをやったことがあると思います。
縦を短くすることで相手のプレスを強めた状況を再現して、そのプレスから逃れたり分散させたりするのにサイドチェンジを活用させるように促します。
このオーガナイズ自体はとても一般的で有効ですが、前提としてサイドチェンジは前にボールを運ぶために行うものなので、サイドチェンジがトレーニングの目的になってしまうのは要注意です。
サイドチェンジを手段として、最終的にボールを前に運ぶ意識を持たせるトレーニングを紹介します。
◆関連記事◆
駆け引きを楽しみボールタッチを身に付ける【練習メニュー】
①オーガナイズ
- ペナルティー幅でグリッドを作り、両サイドに縦長のグリッドエリアを作る
- 分割したグリッドにそれぞれゴールを設置(小ゴール、ポールその他でも可)
- 選手は5対5+2フリーマン
フリーマンは両サイドのグリッドの中を自由に移動できます。
中へは移動できません。5人グループの選手たちはそれぞれ全グリッドを自由に移動できます。
②ルール
- 各グループはそれぞれ3つのゴールを目指します
- ボールを持ったグループは両サイドにいるフリーマンを使うことができます
- 真ん中のゴールが1点、両サイドのゴールが2点とします
- ゴールが決まったら、反対のグループからプレーを再開します
- ラインを割った場合はコーチから配給されます
③ポイント
- ボールを循環しながらゴールを狙う
フリーマンを使えば7対5の数的有利な状態となりますので、ボールを保持しているグループは落ち着いてポゼッションをするように促します。
ただし、サイドチェンジをすることで生まれたスペースへのチャレンジを積極的に行うようにさせましょう。
サイドチェンジはあくまでポゼッションを行うためのひとつのツールに過ぎず、縦への突破を行わなければいつまで経ってもゴールすることはできません。
◆関連記事◆
【ジュニア世代】ミランアカデミーコーチ伝授!相手に寄せられたときに対応するコントロールを身につけよう
- フリーマンを使ってパスのリズムを変える
フリーマンにボールを当てることでパスのリズムを変えることができます。
ワンタッチや溜めを使い、パスコースやランニングコースを創作するようにチャレンジさせましょう。
動画=YouTube:How to stretch the opposition | Soccer training drill | Nike Academy
◆関連記事◆
ポゼッション技術&奪われた後の攻守の切り替えの意識を同時に高めよう!
【ジュニア世代】ミランアカデミーコーチ伝授!相手に寄せられたときに対応するコントロールを身につけよう
駆け引きを楽しみボールタッチを身に付ける【練習メニュー】
コメントを残す