「うわーボール取られた!」
そこにパスを通せば上手く展開できると思って出したボールが、相手に取られてしまうことがあります。
現象の原因は様々ですが、基本的に周りが見えて(見て)いないことが大きいと言えます。
このトレーニングは、ポゼッションセッションを行う前の導入として最適です。
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①オーガナイズ

ゴールエリア幅のグリッドを作り、中央に2つコーンを置きます。
スタートする2つの角(図ではA)にボールを持った各2選手。その他のコーンには1選手がポジションを取ります。
②ルール
図の赤と緑のグループのローテーションは同じです。選手は赤A→赤B→赤C→緑Aと移動していきます。
- AがBにパス
- BはパスをAに落とす
- AはCにパス
- CはパスをBに落とす
- BはCにリターン
- Cはパスを受け取り緑(赤)のA地点へドリブル
その後は緑(赤)のAとしてローテーションします。
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③ポイント
別グループの状況を見ながら、パス→落とし×2のリズムを作る
選手が実際に行うプレーは「パス→落とし→パス→落とし→ドリブル」とシンプルです。なので、可能な限りリズムを作ることを選手に意識させましょう。
ただし、AからCにボールを当てる際には別のグループも同じくパスをしますので、ぶつからないようにAとCは状況をよく把握する必要があります。
ドリブルで全体の進行を調整する
2つ同時にボールが動いているので、必ずパスワークのズレが生じてきます。
そのためこのトレーニング内でのドリブルは、単にボールを運ぶのではなく、左右のボールの流れを調整する意味が含まれています。
この調整のために運ぶドリブルは、実際の試合でもタメを作ったり、パスワークのテンポを変化・修正するために大切なファクターとなりますので、是非選手に意識させてみましょう!
動画=YouTube:Attacking Soccer 4 – Excellent Drill One Touch-Combination Play
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