試合中は常に周りの状況を情報として確認しながらプレーしなければなりません。
そこで、情報を処理する能力を高めるために、シンプルなパスのトレーニングに認知の要素をプラスしてみましょう。
ファーストタッチと認知を向上させるトレーニングで、自主トレにも向いているので、ぜひ参考にしてみてください。
コーチングを聞く能力を身につける

Photo:pixabay.com[phillipkofler]
実際の試合中にも、味方からのコーチングを受けて状況を判断し、次のプレーを選択することがあります。
例えば、パスを受ける時に「フリー」や「ターン」と言われれば、相手が近くにいないことがわかり、落ち着いてトラップやターンすることができます。
また、「相手が来てる」や「マノン」と言われ、マークされていることがわかれば無理にターンしません。
実は、味方へのコーチング能力と同じくらい、味方からのコーチングを聞き、状況を判断する能力も重要です。
レベルが上っていくとコーチングの重要性は増していくので、早いうちからコーチングを聞く能力を身につけておかなければなりません。
トレーニングの方法
オーガナイズは以下の通りです。
- 必要なもの:4色のマーカーと4本のポール(マーカー・ポールはそれぞれ4色のビブスやコーンなどで代用可能)
- ピッチ:1辺の長さ1.5〜2mの四角形
トレーニングメニューは2パターンあります。
- ワンタッチ・ツータッチでパス交換をしながら、指示された色のポールにタッチする
- ファーストタッチで前と後ろのポールの間にボールを通し、自身は指示された色のポールの後ろを回ってツータッチ目でパスを返す
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ボールコントロールを疎かにしない
このトレーニングで大事なのは、相手の指示を聞き正確に判断すること。しっかりとコーチングを聞き、タッチするポールやファーストタッチの方向を瞬時に判断できるようにしましょう。
また、頭を働かせようとすると、どうしてもパスやトラップが疎かになってしまいがちです。
ただ、試合中はさまざまな情報を処理しながらも、正確なボールコントロールができるようにならなければなりません。
当たり前のことですが、このトレーニングではしっかりと相手の足元にパスを返すこと、ファーストタッチで正確にボールをコントロールすることを心掛けてください。
そのためにも、細かくステップを踏むようにしましょう。
動画:YouTube『Improve your 1st touch with this Soccer Drill | Awareness | brain training | Joner 1on1』
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