フィニッシュのトレーニングを行う時、壁パスやクロスからといったひとつのパターンを行うことが多いでしょう。
それも悪くないですが、複数のパターンを連続的に行うドリルをやったことはあるでしょうか?
特にペナルティーボックス前でのコンビネーションに特化したオーガナイズを紹介します!
①オーガナイズ
図のように3箇所に選手が立ち、それぞれボールを持ちます。
Bの正面、そしてAとBを挟むようにマネキン(コーンでも可)を設置します。
実際にはA、B、Cそれぞれ列を作りますが、アクティブ時間を増やすために1列3〜5人が適当でしょう。
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▶『【U12】守備になった時に裏を突かれたことありませんか? 攻守の切り替えかで間髪入れずに駆け引きが始まるデュエルトレーニング』
②ルール
ルールですが、図だと時系列がわかりにくいので以下に説明します。
これから説明する3つのパターンを順番にそしてリズムを持って行います。
パターン1
- Aの選手は内側のマネキンに向かい、フェイントを入れてかわした後シュート
- Aの選手はその後、Bの選手の前にあるマネキンに近づきます
パターン2
- Bの選手は真っ直ぐドリブルをして、目の前をマネキンをAと壁パスをして突破
- Bの選手はシュート後にCのサイドに対してファーの位置にポジションをとります
- Aの選手はマネキンの前を通り、Cの方へ近づきます
パターン3
- Cの選手は近づいてきたAに横パスを渡したら外側のマネキンを周りスルーパスを貰います
- パスを出したAはファーへ、ファーにもともといたBはニアに入ります
- Cの選手は中の様子をうかがい、良いタイミングでクロスを上げ、そのボールを中にいる選手がフィニッシュします
すべてのパターンを終えたらローテーション行います。
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③ポイント
ポイントは以下のとおりです。
>>相手(マネキン)の前でフェイントを変化させる
>>すべてのシュートからゴールを狙い得点を上げるように挑戦する
>>シュート後の動きをサポートする
>>ディフェンスラインの手前を走るタイミングを取る
>>パスが通るための速度と角度の質
>>ペナルティーボックスの中に入るタイミングを取る
>>トレーニングに競争意識を持たせる
>>エキストラボールに気をつける
このトレーニングの特徴として、3つのパターンが終わるまですべての選手が関わっている点です。
AやBの選手はシュートをしたら終わり、ではなく素早く次のフィニッシュをするために動き出さなくてはなりません。
このようにいくつかのパターンを連続的に行うことで、単一的なものと比べて:
- 実戦に近いタイミングやリズムの現象を作ることができる
- 次のプレーに切り替える習慣をつけることができる
- フィニッシュのシーンはグループ・チームで演出しているものだと認識できる
といったファクターが強くなります。
片方のサイドを数セット行ったら、サイドをかえて行うことも忘れずに!
動画=YouTube:Soccer Finishing Drills | Finishing Challenge
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