横パスで広さを作って、縦パスで前に進む
U-8の選手たちはドリブルで前に進むことはできるものの、パスで前に進むのはあまり上手くできないと感じるコーチも多いでしょう。それは、縦パスの使い方やパスを出した後の動きがよくわかっていないからだと考えられます。
そこで今回は、深さのある3対3のトレーニングを紹介します。このトレーニングでは、パスを使って前に進むこととサポートの動きが身につきます。
ぜひご覧ください。
動画:YouTube『Fussballtraining: 3 gegen 3 mit Pass in die Tiefe – Spielform – Taktik』
トレーニングの方法とルール
幅は広すぎず、深さのあるコートに4つのゴールを配置します。このトレーニングは3対3として紹介されていますが、正確にいうと2+1対2+1の形です。3人の内1人はゴールとゴールの間に立ちポストプレーヤーの役割をします。
また、ゴールに至るまでの形によって、点数が以下のように異なります。
- 普通にゴールを決めた場合は1点
- ポストプレーヤーとワンツーをしてダイレクトで決めた場合は2点
- ポストプレーヤーにパスを出し、落としたボールを3人目の選手がダイレクトで決めた場合は3点
ポストプレーヤーはダイレクトでプレーするようにしましょう。
深さを使っての前進
攻撃時は「幅」を取ることと、「深さ」を保つことが大事。このトレーニングでは特に深さがポイントです。例えば、試合中にFWの選手が下がってきて、コンパクトになり深さがなくなると、中盤のスペースが狭くなってしまい、前にも進みにくくなってしまいます。
この深さのある3対3は、ポストプレーヤーに縦パスを入れると前に進みやすいということがわかりやすくなっています。ポストプレーヤーを使って前進することを意識できれば、試合中に深さを保てるようになるでしょう。
素早いサポートの動き
ポストプレーヤーにパスを出した後は、周りの選手のサポートの動きが重要になります。ボールを受けるには相手のDFよりも先にサポートに動かなければなりません。
このトレーニングでは、縦にパスが入った時にサポートに動くと点が取りやすくなっています。そのため、パスを受けた選手への素早いサポートの動きに加え、3人目の動きが自然と身につくようになるでしょう。
サッカーに必要な前に進む意識とサポートの意識を養うことができるトレーニングです。ぜひ参考にしてみてください。
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