守備でも攻撃でも、選手の数を認識しながらプレーすることで、有利な展開に運ぶことができます。
とはいえフルピッチだとなかなかイメージしづらく、伝えづらいのも事実。
今回のトレーニングは、グリッドを線で区切り、オフェンスの数的優位な状態を意識させる内容です。
オーガナイズ
- テーマ:オフェンス時の数的優位を作る、生かす
- 選手:5v5+フリーマン
- 道具:ボール
- エリア:40*25m(ラインやマーカーで4つのゾーンにわけます)
- アクティブ時間:5分
- レスト時間:2分
- ZFは「フィニッシュゾーン」の意

ルール
- オフェンスはフィニッシュゾーンに進入することがゴール。進入はパスでもドリブルでも良い
- フィニッシュゾーンに到達するまで、ボールをすべてのゾーンに経由させなければならない
- ディフェンスは各ゾーンに最大2名しかいられない。制限下での移動はできる
- オフェンスはフィニッシュゾーンを除く各ゾーンに必ず1名はいなければならない
- フィニッシュゾーンからパスを出した選手はボールがゾーン2に入らなければ出ることはできない
- ディフェンスのボール奪取、またはオフェンスがゾーンを開けてしまった場合、攻守が切り替わる
現象
試合ではわかりにくい数的な状況を、分割したグリッドの中でプレーさせることで意識させます。
一つのゾーンにディフェンスは最大2名しか入れないルールによって、オフェンスは同じゾーンに進入することで数的優位を作ることができます。
目的であるフィニュッシュゾーンにボールを運ぶことは最大の目的ですが、その過程でボールを失うリスクを下げながらプレーすることが大切です。
オフェンスのチームはプレーを続けていくうちに数的同数となる状況が多いことに気づくはずです。指導者はそこから、「どうすれば数的同数から優位に変化させることができるか」を質問しながら行っていきましょう。
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