背後がわからない恐怖!ジュニア世代からクセをつけよう
ボールコントロールは上手くできるのに、次のプレーに移ろうとした瞬間に相手にボールをカットされてしまうことがあります。
一番の原因はボールをもらう前に周りを確認していないからです。
ウォーミングアップでも取り入れやすいトレーニングで、周りを見る習慣をつけましょう。
オーガナイズ
- テーマ:状況判断を伴うアクション
- 選手:3人1組
- 道具:ボール、マーカー
- エリア:20mのライン。中央にマーカーを置く
- アクティブ時間:3分
- レスト時間:ローテーション

ルール
- 20mの端と端に選手が立ち、1人立っている方の選手がボールを持つ
- ボールを受ける選手が中央のマーカーに向かって走りながらボールを迎えに行く
- 出し手は受け手の選手がマーカーでボールと到達するタイミングでパスを出す
- 受け手は背後の状況から、ターンかリターンを選択して実行する
- ターンの場合はそのまま背後にいた選手にボールを渡して反対側からスタート
- リターンパスの場合は始めのポジションに戻ってスタート
- 時間でローテーション
現象
受け手はリアリティーを持ってトレーニングを行う必要があります。
具体的にはボールを貰いに行くときのスピードと背後を見るスピードです。
DFもついていく・いかないのメリハリをつけるように促しましょう。
このトレーニングで大切なことは、状況から有効な判断を導き出すこと。
そして、それを一番のキーファクターとすることです。
選手は、見ること(判断すること)を意識することで、コントロールが上手く行かないことがあります。
その場合もはじめにフォーカスするのは判断です。あまりコントロールなどのアクションの指導に重きを置きすぎると、選手は何に集中して行えばよいのかわからなくなってしまうことがあります。
もちろん両方のファクターをしっかりやることは大切ですが、トレーニングのテーマから逸脱してしまっては本末転倒ですので、上手くコントロールして伝えていきましょう。
【小学生向け】 ボールタッチの技術とアジリティを同時に高められるトレーニングをご紹介!
ステップワークを素早く行いながら「正確に味方へパスを返せる能力」を習得しよう
コメントを残す