広いスペースでプレーすることで、ボールが奪われる可能性は低くなります。
ただ、スペース は常に変化して発生したり減少したりします。
このトレーニングはスペースが減少しているなかで、いかにボールを保持しながらオープンスペースに運べるかを目標とします。
オーガナイズ
- テーマ:減少しているスペースでのボール保持およびオープンスペースへの展開
- 選手:8人(1+1+4v2)
- 道具:ボール
- エリア:長方形を作り、中央にフリーマンゾーンを設置
- アクティブ時間:2分
- レスト時間:30秒
ルール
- 外に4人、中に1人いる状態で片方のグリッドでパスを4回通します。通し終わったら中央のフリーマンゾーンにいる選手にパスを渡し、受けた選手は反対側にいるフリーマンにパスを渡します。
- パスが4回未満だとフリーマンゾーンにいる選手にボールが渡ったとしても、反対に展開はできません。
- 反対側に渡ったら、長辺の選手は反対側の辺へ、フリーマンゾーンにいる選手はグリッドの中へ、元のグリッドにいた選手はフリーマンゾーンに移動します。この時、短辺にいる選手は移動せずに展開時の受け手役となります。
- DFが取ったりボールが外にロストした場合は、コーチからボールが配給されプレーが続行されます。
現象
5v2で回しているときに、時間をかけるとDFによってスペースが限定されてしまいボールが奪取されてしまう現象がでるようにしましょう。そのためにグリッドの広さは、選手がワンタッチでないとボールが回らない程度に設定すること、そしてDFはフリーマンゾーンにいる選手とグリッド内の選手への中央のパスコースを切りながら、スペースを減少するように意識付けさせます。
かなりボールロストが多く、選手の集中が切れやすいかもしれません。そのため、「なぜボールを展開する必要があるのか」を選手に問いかけることによって、「スペースは発生と減少の連続」であることを理解させ、選手個人の技術の問題ではないことを体感させることが大切となります。
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