トレーニングのテーマが「ビルドアップ」だった場合、ウォーミングアップからその現象を出させるように工夫すると、選手はメインセッションにスムーズに移行できるはずです。
ここでいうビルドアップとは、相手が作ったラインをボールが超えるために行うパス回しのことをいいます。

鳥かごにボールの出口を設定する
オーガナイズです。

- ピッチ:長方形。短辺を等分した線
- 選手:8人(OF:6 / DF:2)
- 時間:3-5min
- ボール:1球
ルールは以下のとおりです。

- 6人の青はグリッドの外でパスを回す
- 長辺にいる青は別けられた他のグリッドに移動できない
- 長辺にいる青はすぐ横の味方にパスはできない
- 赤は別けられた他のグリッドに移動できない
- 青は他のグリッドにいる味方に計5回パスを通したら勝ち
- 赤は青のパスを計5回カットしたら勝ち
図には攻撃方向が描かれていますが、まずは選手たちにルールだけ説明してプレーしてもらいましょう。
ただボールを回すのではなく、別のグリットの味方にボールが出せる機会を伺いながら行っているか。このトレーニングが実際の試合ではどういった状況になるのか。
こういった意識を選手が自然と感じながらできていれば、上手くオーガナイズされている証拠です。
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