シュート直前のスピードアップ
今回は、実際のプレー動画を参考に、いかに素早くトップスピードにもっていきシュートまでいけるのかについてご紹介していきます。
現代サッカーではなかなかスペースの確保ができない中で、いかに一瞬のスペースができた時に素早くトップスピードにもっていけるか。これはとても重要です。特にゴール前では、この一瞬のスピードがゴールを決めるか決められないかにも繋がります。
それでは、動画を解説しながら詳しく見ていきましょう。
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スペースがあるときにいかにトップスピードでプレーできるか
まずは、こちらの動画0:35の場面をご覧ください。
動画:youtube[ロナウドが圧巻のドリブルゴール!ユーヴェが快勝で準決勝進出|コッパ・イタリア 2019-20: 準々決勝]
こちらはユヴェントスに所属していた当時ロナウド選手のドリブルシーン。
ロナウド選手へのパスが後方に流れてしまい、DFもプレッシャーをかけてきた中で、ロナウド選手は前方にスペースがあることを予めわかっていたため、素早くトラップしトップスピードにもっていきます。ロナウド選手は0からトップスピードになるまでの時間がとても短く、プレッシャーをかけたDFも追いつけませんでした。
そのままゴール前まで進み、シュートしてゴール。このシーンのロナウド選手のプレーは一直線でしたが、その中にも多くのポイントがありました。
ポイント①:前方のスペースを理解していた
ロナウド選手は、ボールが来る前には自分の前方にスペースがあることを把握しており、素早く動き出していました。
そのため、パスがずれたとしても素早く対応し、前方へ進めたのです。シンプルなことですが、ボールが来る前に準備できていたからこそ、これだけスムーズにボールを運べたのではないでしょうか。
ポイント②:トップスピードになるまでの速さ
先程もお伝えしたように、ロナウド選手はトップスピードになるまでがとても速く短いです。そのため、後方からプレッシャーをかけたDFはシュートシーンまで追いつくことはできませんでした。
決して長い距離をドリブルした訳ではありませんが、どれだけトップスピードになるまでを速く短くできるかが、こういった場面で得点を奪うための秘訣でもあるでしょう。
ポイント③:相手のタイミングに合わせたシュート
最後は簡単に決めてしまったシュート。DFの股の間を抜いたシュートはまぐれのようにも見えますが、ロナウド選手は狙ってこのタイミングでシュートを打ったのです。
トップスピードでゴール前に進み、DFがシュートコースを塞ぎにくるのをギリギリまで待つ。そのタイミングに合わせてシュートを打とうとすると、DFは必ず足を出してきます。その足を出した股の間、つまりゴールのフォアサイドを狙うことで、DFの股を通ってシュートが決められる。
決して簡単ではありませんが、タイミングとコツを掴めば、誰でもこのシュートを習得できるでしょう。
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