ドリブルは相手を突破するときやボールを前へ運ぶときに必要な技術。しかしそれだけでなく、「横へ運ぶドリブル」がとても有効的だということをご存知でしょうか。
一見逃げのドリブルだと感じる方もいるかもしれませんが、意識して使えば前へ運ぶドリブルよりも有効的です。
そこで今回は横へ運ぶドリブルはどんな場面で使える技術なのか、ポイントなどについてもご紹介していきます。
横へ運ぶドリブルとは
相手のゴールへ向かってドリブルで運ぶのでなく、ゴールに沿ってボールを運ぶ横のドリブル。ゴールへ向かうことを恐れているのではなく、ゴールへより良い状況へ向かえるために時間を作るドリブルです。
例えば前へ運ぶスペースがなく、味方も良い状況で受けられなさそうなとき。このときにバックパスなどをするのも良いですが、あえて横へドリブルをすることで、味方がもう一度動き直せる時間を作ることができます。さらに相手を引き出すこともでき、スペースを作れるドリブルでもある。前へ運ぶドリブルも相手を切り崩すのに有効ですが、横へのドリブルも同じように相手を切り崩すのにより良い手段なのです。
横へのドリブルのポイント
横へのドリブルは縦へボールを運ぶときのようなスピードはいりません。それよりも横へのドリブルをしながら、味方が良い状況でボールを受けられるようになったことを把握したり、相手がプレッシャーをかけてきたことで開いたスペースを確認するなど、常に顔を上げてプレーすることが重要でしょう。
あくまで相手を抜くのではなく、時間を作り出すためのドリブルです。この時間で味方が裏へ抜け出しそこへ決定的なパスが出せれば、一瞬で決定的なチャンスへ繋がります。
ぜひ縦だけでなく、横へ運ぶドリブルも習得して下さい。
動画:youtube[川崎フロンターレU-10の「運ぶドリブル」を身に付けるトレーニング1]
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