目的を明確して「首を振る」習慣を身に着けよう

ボールウォッチャー・パスミス・不意のチャージ……。これらの主な原因の1つとして、周りが見えていないことが挙げられます。そんな選手のミスに指導者がよく発する言葉が「もっとよく見ろ」です。常にシチュエーションが変わるサッカーの試合で、見るという技術をレベルアップするためには、段階を踏んで選手の習得の度合いを確かめる必要があります。

首を振るトレーニングは適切なポジショニング取りと一緒に行う

首を振る話にはいる前に、前提としてやらなければならない(やったほうが有利になる)ことをお話します。選手がボールを持っていないオフ・ザ・ボールのときは、ボールとスペース、そして選手が首を振らなくても見ることができるポジション(体の向きを含む)を取らなければなりません。

これは攻撃と守備の両方の場合にいえることです。攻撃の際、1人の選手がボールを持っている味方の選手のサポートに入ろうとします。サポーターが考えることとして、パスコースを作るのが真っ先に思い浮かぶでしょう。このときに、パスを受けられるポジショニングをとるだけでは50点です。残りの点数は何かというと、ボールを受けた後の自分がプレーをするスペースを見ているか(スペースがあるか判断しているか)です。

守備でも同じことがいえます。コーナーキックのときに、ディフェンスはボール・キッカー・マークしている選手を見ます。ディフェンスはまず、この3つが見ることができるポジションを取る必要があります。

適切なポジショニングとは、この3つが自分の視野に入るようにすることです。そしてどんなに上手くポジションをとっていても、3つを同時に見ることができなく瞬間があります。その時に首を振ることが必要になってくるのです。視野に関して指導者は、何でもかんでも「首を振れ、周りを見ろ」と言う前に、選手が適切なポジションにいるのかを把握したうえで、首を振り忘れていないか観察しましょう。

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