リフティングの目的はボールを扱うスキルを向上させること
「お父さん、コーチからリフティングがたくさん出来ないから、次の試合のメンバーに入れないぞ!って言われちゃったよ…。」
「それなら、たくさん回数出来るように毎日頑張って練習しような!」
シュンとした顔でそう話す息子を見て、思わずそんな言葉をかけたことはありませんか?
リフティングの回数にこだわるのは、世界でも日本だけだといわれていることをご存じでしょうか?ヨーロッパや中南米でもリフティングの練習がさかんなイメージがあるかもしれませんが、回数にはこだわりません。実は海外では、日本とはリフティングを練習する目的が全く違っているのです。
リフティングは回数ではなくコントロール力を身につける練習

Photo:unsplash.com[Nigel Msipa]
回数崇拝の日本では、たくさんの回数にこだわるあまり、子どもの上達を阻んでいることもあります。例えば、途中で失敗したくないからといって
- ずっと利き足だけしか使わない
- 同じ蹴り方だけしかしない
- インステップだけになる
といった練習をすることで偏ったクセをつけてしまい、それが全体の身体のバランスも偏らせ、結果として試合でのパフォーマンスを落とすことにつながります。
リフティングの目的はボールを扱うスキルを向上させることです。身体全体を使ってボールをコントロールできるようになるための練習をすることで、試合で相手チームの選手をかわしたり、パスやシュートの際にボールの扱いが上手くなることに繋がるのです。
ですから、リフティングの練習は回数ではなく「どれだけボールを上手にコントロールすることが出来るようになるか」という点に注目して練習することが大切だといえます。
そこで、見た目以上に簡単で、リフティングが上達する上げ技10種類の動画をご紹介します。
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プルアップ
自分の足首から、すね、ひざへと引き上げています。
スナップアップ
片脚を反対の脚に向かってスナップさせるように動かします。
地団駄アップ
かかとを地面に蹴りつけるように(地団駄を踏むように)ボールを引き上げます。
しゅって上げてソールタップ
片脚を反対脚に寄せて、はさみ上げてからソールタップします。
勢いよく足閉じればできるやつ
勢いよく両脚を閉じる力で、ボールを上へと上げます
リフトアップクロスオーバー
片脚でボールを引き上げると同時に、反対の脚を上から交差させます
プルバタフライタップ
片脚でボールを反対脚に軽く乗せながら後ろへと抜き、ジャンプして引き上げた脚と反対の脚でタップする
スクラッチリフト
軸足は膝をまげ、反対の脚の、甲とすねでボールを挟んで一度沈み込んでから、体を軸足と反対側に開きながらボールを上げる
ダイレクトクロスリール
軸足と反対の足で軸足の前に踏み込み、そのまま軸足をボールの外側をなでるように回しながら脚をクロスして着地し、後ろの足でボールを前側の足の間に挟み上げる
レーキの下位互換
ボールを軸足の外側から後ろに回し、反対の脚の甲にボールを乗せたまま引き上げる
両足のどちらでも同じ技ができるようになると、全身のバランスが整うだけでなく、自分の使える武器が増えることにもなるので、オススメです。
目指すは完ぺきではなく、自然と体が動いて実践できること
「このリフティングの動きは、こんなパスを出すときに使えそうだな」など、パスやシュート、身体を回転させながら相手をかわして…など、「試合のこんな場面に役立ちそうだな」という具体的なイメージをしながらリフティングを練習するとより効果が上がります。
完璧でなくてもいいので、試合で自然と体が動いて実践できるように練習を繰り返してみてください。自分の武器となる「使える動き」を増やせるよう、少しずつ取り組んでいきましょう。
【動画】
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