最近のバルサは色々と大変そうですが、なんとか踏ん張って輝きを取り戻してほしいところです。この選手がいた時は強さもそうですが、試合のなかで何が起きるかワクワクした人も多いはずです。
シャビエル・エルナンデス。
現在はカタールのアル・サッドで指導者として活躍するシャビ氏ですが、現役時代のしびれるパスを見ていきましょう。
スルーパスってこんなに綺麗に通るもの?
センターサークルでボールを保持するシャビ氏。リラックスした様子で周囲を伺っています。
前線ではメッシ選手がチェックを入れて縦に抜けるアクションをします。その時です。
目の前のDF2枚をボールがスルリ。そしてメッシ選手をマークしてたDFをもスルリとボールが通過するではありませんか。
映像からしてその距離30mほど。ピッチコンディションも関係していますが、もしも取られたら一瞬にして大ピンチのところを、シャビ氏は大胆にも通してきました。
ダイアゴナルパスでも寸分の狂いもなく通してしまう
バイタルエリアで選手が密集している状態。
左から来たボールを右足に収めると、またもやスルリ。一気に5人の相手選手を通過して、大外から走り込んだアウヴェス選手にボールを渡します。
オフサイドギリギリのタイミングで出せるところも凄いです。
ボールを受けた選手は冷静に2v1の状況を利用して横パス。最後はボールをゴールに入れるだけとなりました。
二列目からの飛び出しもオフサイドギリギリを攻めます
手前のペドロ選手が二列目からスピード上げて前進しています。この時3バックの中央の選手はペドロ選手が加速していることに気がつていなかったはず。
シャビ氏はそれをわかっていたかのようにそのDFと左の選手の間にスルーパス。
普通ならどちらかの選手がカットできてしまうはずですが、なぜかボールが通過してしまします。
シャビ氏の認知する力がいかんなく発揮されている場面といえます。
ロブボールの三次元パスで相手DFを無力化
パスを出す相手にDFがマークしていてもまったくお構いなしのシャビ氏。
アウヴェス選手が右サイドを駆け上がっている時に、ふんわりロブボールを出します。
それがもうドンピシャ。アウヴェス選手はだた走っているだけで気がついたら足元にボールがあるように見えてしまいます。
ボールを持ったアウヴェス選手はまたもやクロスするだけ。
正確なパスを出すことで、その後の選手はシンプルにプレーができるようになります。
DFが対応しづらいドライブボールもスルーパスに!
ロブボールはスピードが一定なため、DFにとってはクリアしやすいパスでもあります。
しかし、スピードに乗ったボールが弧を描いてバウンドしたら話は別です。
リバウド選手が持ち前のスピードで前に抜けようとすると、シャビ氏はドライブ性のスルーパスをだします。
ボールははじめDFの横に落ちますが、ドライブがかかっているのでリバウド選手の方へバウンドして行ってしまいました。
これには相手も全速でボールを追うしかありません。
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