ボールを足元に止める技術「コントロール」。
次のプレーに繋げるために大切な技術ですが、世界のトップ選手たちのプレーを見ると、まるで体がすべて磁石のように、触ったボールがピタリとくっついて見えます。
そしてそれは、どんな状況・体勢でもできてしまうのですから驚きです。
超ロングボールも体の至るところで無力化
味方選手からの超ロングパスを、近くに相手がいながらもピタリと足元に収めてしまう技術と精神には驚きを隠せません。
こうやって見ていると、ボールコントロールに「型」は存在せず、その一瞬のひらめきから生まれる創造的なプレーであることを選手たちは示してくれるような気がします。
やっぱり大切なのはボールをもらう前に周りを把握すること
でも、なんでこんな神業なことができるのか。
それは卓越した技術に加え、やはりボールを見る前に周りを把握しているからだと言えるでしょう。
例えば:
線審の近くいるメッシ選手が逆サイドからのロブボールをコントロールしようとしています。
メッシ選手には相手がアプローチしに来ています。
この後メッシ選手はどこにボールをコントロールしたでしょう……。
メッシ選手は、来たボールを後ろのスペースに流すようにコントロール。ボールをタッチするまで体の向きを変えないことで、相手選手が予測して動けないようにしています。
つづいてポグバ選手。
最終ラインを抜けたポグバ選手は後ろからのロングボールを受けようとします。
体の向きはゴールに対して背を向けている状態です。さて、ポグバ選手はどのようなコントロールをしたのでしょうか。
画像はすでにボールをコントロールし終えたもの。ポグバ選手はロングボールを後ろに流しながらコントロールしました。
もちろん、前にコントロールすると相手DFに取られてしまうのですが、ここでさらに大切なのはGKがゴール前に下がっていることです。
もし、GKが前に出ていた場合、真後ろにコントロールするとGKが距離を削りながらシュートコースを消してきます。
このように、単に足元が上手いだけでなく、周りの状況を把握してこそ輝く技術と言えます。
さあ、次のページでトップ選手たちの妙技を見てみましょう!!
動画=YouTube:Creative Ball Controls That Impressed The World!
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