サッカーにおいて、1vs1でディフェンスを振り切るシーンは見応えがありますよね。Jリーグはもちろん、特に海外リーグの試合を観ていると、縦への突破で相手を置き去りにするドリブルや、カットインからシュートに持ち込むプレーなどは見所の一つです。
ドリブルが好きな選手にとっては憧れるプレーの一つだと思いますが、そのようなプレーを得意とするのはスピードのある選手だと思いますよね。もちろんスピードは重要な要素ですが、実は足がそれほど速くない選手でも、あるポイントを押さえれば1vs1で相手をかわすことはできるのです。
動画:YouTube『【足が遅くても1対1に勝つ方法「緩急」】緩急のコツは自分と相手の重心のコントロールすること』
大事なのはスピードではなく緩急
ドリブルはスピードが大事です。ただし、必ずしも足の速さがものを言うのではありません。相手に動きの速さを感じさせることが重要なのです。動画の中ではそれを”0を100にする”と表現されていますが、ゆっくりとしたドリブルから瞬間的にスピードを上げることで、相手はその動きを速いと感じるようになります。
重心を下げると緩急がつけやすい
ドリブルには緩急が大切だと説明しましたが、足があまり速くない選手にとっては速い選手以上に大切な技術です。足が速い選手の”0から50”と速くない選手のそれと比較すれば、やはり前者には敵いません。そのため”0から100”を目指す必要がありますが、どうすれば良いのでしょうか。
ポイントは以下の2つです。
- 体の重心を落とす
- 相手を油断させる
重心を落とすことで、スピードを上げる際の一歩が速くなり、はっきりと緩急をつけられます。ただし、常に重心を落とした状態だと相手が予測しやすくなるため、逆に重心を高くして、あたかも抜きにかかるつもりはないと言わんばかりの姿勢を取りましょう。そこから一気に重心を落とし加速するのです。
一連の流れがスムーズにできるようになると、相手にドリブルのコースを塞がれる前に、突破や切り返しを仕掛けることができます。これが本当の意味でのスピードのあるドリブル突破なのです。特に足の速さに自信がない選手は意識すると良いでしょう。
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